訓練所に入って2週間以上が経ちました。


語学に加え、色んな研究発表に向けてのグループワークや、
講座の用意など、ますます忙しい毎日です。


平日は寝る前までやることだらけ、
週末も本当は勉強した方がいい状態ですが、
ストレスが溜まりすぎて潰れないように、
出かけて気分転換をしています。


土曜日の授業の後は、訓練所に入って初めての飲み会。


大人になってこんなに長い間、お酒を抜いたことがなかったので、
ちょっとドキドキしましたが、事なきを得ました(笑)。


14人の生活班は元気溌剌の若者から、
経験豊富なシニア隊員もいて、本当に家族みたい。


個性は豊かすぎますが、それがいい。
楽しい仲間との助け合い生活です。





しかし、久しぶりに食べるおふくろの味、嬉しかったな~。
やっぱりご飯は大皿からとって食べると、
みんなで食べてる感があっていいな~。



そして、お休みの日曜日は、
福島県国際課主催の、
JICAボランティア訓練生スタディツアーに参加させていただきました。



二本松の訓練所から約2時間かけて、

津波で被害を受けたいわき市の久ノ浜海岸へ視察に。
復興事業について説明を受けました。


当初は原発事故のせいで、報道陣が入れなかったので、

報道にはほとんど出て来なかったようですが、

この辺りは、津波はもちろん、火災が発生したそうです。


今は、防波堤を作り直した上に、植林し、土地の区画整理中だそうです。



この木が大きくなって、今度こそ街を津波から守ってくれますように。



お昼は、海岸沿いの道の駅で。


訓練所に入ってから一度も食べていなかった海鮮丼を!!


自分で好きなものをお金を出して食べる。

これって、とても幸せなことなのね~、って言いながら頂きました。



その後は、復興に向けて前向きな取り組みをされている商店街の方々、
仮設住宅の方とお話したり...
皆さんの復興にかける思いに胸が熱くなりました。



「初めは泣いてばかりだったけど、もう下を向かずに上を見ながら泣かないでやってるの」
と話を切り出した商店街の電気屋さんのお母さんが、
最後にやっぱり

「自信と津波は天災だ、って納得できる。でも故郷を奪われた原発は人災だ」

って涙を流されました。


これから海外に行く我々だからこそ何かできることがあると思います。


それを見つけるきっかけをくれたお母さんにありがとう。


そして、最後は満面の笑みでバスを見送ってくれたお母さんの強さに感服。