スペイン10日目。


この翌日、日本に帰ることになるので、

10泊12日のスペイン旅行記もこれで終わり。


この日はバルセロナをブラブラできる最後の日となるため、

各自、お買い物や観光と個別行動。


私は行く前から調べておいた、エルス・エンカンツの蚤の市へ。


地下鉄「Glories」駅前なので、

カタルーニャ広場からも1線4駅。
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「駅前」としか調べてないので不安でしたが、

人の流れに乗って歩いてみると、あった!

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ここは、バルセロナ最大の蚤の市。

15世紀から続いている歴史もある市なのです。
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ひゃ~、わたしの好きそうな雰囲気!!

こういう中から、宝物を見つけるのが大好きなの!

本気でアンテティークショップのバイヤーになりたいくらい。
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ほとんどがガラクタですけどね・・・
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そのガラクタから宝物さがしをするのが楽しいのです♪
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もちろん、お値段表示はありません。


「これいくら?」

「10ユーロだよ」

「安くならない?」

「8ユーロにしとくわ」

「じゃあいらない!」
「あ、ちょっと待て!5ユーロにしてあげるよ」


みたいな感じのやりとりでいけます。


雑貨だけでなく、工具や生地、服に下着、靴など、ありとあらゆるものが売っていて、

本当にたくさんの人で賑わっていました。


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いくつかの宝物を見つけた後は街の中心部に戻り、お土産などの買い出し。


街の中心、カタルーニャ広場は週末のため、人が多い!

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ほんとに、ヨーロッパの人って、公園でおしゃべりが好きよね。

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このカタルーニャ広場を中心に行動すれば、

百貨店、スーパー、ブランドもの、何でも揃います。

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この日の夜はサッカーがあったので、

サッカーが見られるお店の前には、こうして黒板が出ていました。


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みんな熱狂的になるんだろうな~。



思い残すことなく、どっさりと買い物した後は、3人揃ってスペイン最後の晩餐。

最後の晩餐に選んだ店は

食べるものリストに残っている「カルソッツ」と、「フィデウア」が食べられる店。


前日に道を歩きながら、

「カルソッツ」を食べられるお店を見つけていたのだ~!


そう、ネギを食べるのです。

詳しくは後で説明を・・・
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まずは、スペイン最後のピンチョスをセレクト。
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そして、これがフィデウア。
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パスタのパエリアです。

主にはカタルーニャ地方で食べられる1品ですが、魚介のスープで炊いています。

「お米のパエリアの方が結局は美味しい」と聞いていたので、

あまり期待していなかったのですが、全然美味しかった。


ちなみにスペインではこういうパエリアなどは、日本人には塩辛いことが多いので、

「Poca Sal (塩控えめに)」ってお願いした方がいいですよ~。

お願いしておいても、日本人には普段より塩辛めでしたから・・・



さてさて、これがカルソッツ(Calçots)。

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カルソッツとは、主にスペインのカタルーニャ地方、

特にタラゴナ県を中心とした地域でとれるネギのこと。

カタルーニャ地方の冬の風物詩でもある食べ物です。


そのネギを甘~くなる様に炭火で表面が黒くなるまで焼いて、

黒く焦げた外皮を手を使って外し、ネギの青い部分を持ち、

トマトやオリーブオイル、ナッツ、ニンニク、アーモンド、パプリカ等でできた

ロメスコソースという赤いソースをたっぷりつけ、そのまま口を開けて、大胆に放り込むのです。


ここで、Yさんが口に放り込む際の写真を掲載しようと思いましたが、

お嫁入り前なので、やめときます(笑)!

お店によっては、手が黒くならないように手袋や、

服にソースが落ちないように、エプロンを用意してくれるところもあります。


甘くなったネギとロメスコソースは抜群に相性がいい!

美味しすぎて、もう一皿追加。

っていうか、これは日本でも真似したい~。
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デザートには、クレマカタラナ。
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お腹いっぱいになった後は、ホテルに戻り、

この旅行の大成功を祈って、乾杯♪
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まだまだ名残惜しくはありますが、

翌日朝早くにホテルをでて、帰国の途についたのでした。おわり。





【最後に・・】


本当に素敵だった今回のスペイン旅行。

とくにバスク地方は、強烈に心を打たれ、揺さぶられてしまったこの旅行。


はじめは一人旅のつもりだったのが、

運命なのか、すごいタイミングがかぶり、YさんとIさんとの3人旅となりました。


強い胃袋、強い肝臓、そして何よりも温かいハートを持ち合わせた

このお二人のおかげで本当に楽しい旅になりました。


旅先だからこそできた色んな話、

一緒に美しい風景や、美味しいもので感動した記憶、

そして、スペインを離れる際の郷愁感。

これを共にできた関係は私にとって宝物です。


こんな食い意地のはっているわがまま女にお付合い頂いて、

本当にありがとうございました!

こんなところで申し訳ありませんが、心からお礼を申し上げます。


そして、愛するバスクよ、待っててね。必ず戻るからね!