世に中には、アルコール、ギャンブル、性など、いろいろな依存性がありますが、脳内に一度回路が出来てしまうと、完全脱出は難しいようです。

 

時間が経てば衝動が起こりにくくなるものの、一度だけだからと刺激を与えてしまうとたちまち元の状態に戻ってしまうそう。

 

問題行動をしていない時は、依存症が治ったのではなくて、一時的に寛解している状態。

これを1日1日積み重ねていくしかない。

 

旦那の場合は風俗ですが、まず最初に大事なのが決断。

妻の嫌がることをした、家族のお金を使い込んだ、ダメな人間ということを認め、この後どうするのか、自分の欲望を優先した自堕落な生活を続けるのか、何とか欲望を抑えて家族を取るのか、二者択一です。両方はありません。

ここで家族を選んで初めて脱出への細い道が開かれます。

 

その次が、決断を守るための方法です。自分の意志だけではどうにもならないのが依存症、だから壁を高くする。

妻に協力してもらい、
・現金やカードを持たない
・使途は全て明らかにする

・GPSログで監視してもらう(危ない場所には近づかない)

 

それと両輪になるのがグループミーティング。同じ悩みを持つ人同士が語り合います。
参加していいところは、
・同じ悩みで頑張っている人を見ることで自分も頑張れる
・新たに参加した人を見て自分のことを振り返り、思いを新たに出来る
・1日1日を積み上げてまた参加できた安心感、落ちこぼれないぞという心理的ストッパー

・みんなの日々を過ごす工夫や心構えを学ぶ(他の人をまねる)

 

そして、ただ問題行動をしないだけではなく、少しずつダメだった自分を変えていくのが大事なんだと思います。
少しずつ少しずつ前に進んで行きたいと思います。