龍安寺の石庭を見学し、鏡容池の周囲を散策していると、湯豆腐のお店が敷地内にありました。
覗いてみると、なんだか雰囲気が良かったので、入ってみました。
お手入れされた池のほとりを歩くと、
建物が見えます。
中は、広いお座敷。
お昼には時間が早かったので、1番最初の客でした。
座ると、障子の下半分がガラスになっていて、お手入れされた庭を楽しみながら湯豆腐をいただけます。
鹿威しの音が響きます。
湯豆腐の用意がされています。
世界遺産なので火気厳禁ということで、裏で温めた鍋を持ってきてくれます。
そして、緑と生麩の色が美しい湯豆腐。
七くさ湯どうふという名前で、人参や椎茸も入っていました。
昆布出汁とあっさりとした醤油と控えめな薬味の風味が、お豆腐の味を引き立てます。
白米は別注文です。
私達は湯豆腐だけにしましたが、こちらでは精進料理もいただけます。
なによりも、静寂の中で、お庭を見ながらゆっくりと寛ぎながら、京都の湯豆腐をいただくのが、素晴らしく贅沢な時間に感じます。
下調べも何もしていなかったですが、立ち寄ってみて良かったなぁと思えました。
京都でしか味わえない雰囲気でした。
観光で京都へ行く方には、かなりオススメです。