ライオンの研究施設で、このクリスタを研究開発をしている方から、実際にクリスタに関する実験を見せていただき、質問などができる、楽しい機会でした

実験の内容も、解説も、かなりためになって、面白かったです。Ripre様とライオン様に招待していただきました。ありがとうございます~。
それでは、早速ご紹介したいと思います!

今回見学した研究所は、ライオン株式会社平井事業所(研究開発本部)。
江戸川区にある、とっても新しくてきれいな研究所でした。

入口を入ると、ライオンの商品がずらっと並んだショールームが、あって、中でも、この可愛いドラム式洗濯機が一際目立っていました。
家電って、デザイン性のあるものが全くないから、こういう可愛いのがあれば、即買うんだけどなぁ。ただの黒でさえ、見つけるのが困難。
これは、アクロンのデザインなのかな??
中ほどにある、ライオンの歴史も興味深く読んだ後、さらに奥にあるコーナーへ。

ここには、キッチンを再現したスペースなど、より実際に使う場所に近いショールームという感じ。
今日実験を見る食洗機用洗剤+食洗機なども置いてあったり。
そして、いよいよ、会議室へ~。
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今回の主役、正式名称「CHARMY クリスタ ジェル」は、2006年に発売されてから改良を繰り返されて、今に続く商品だそうです。
でも、食洗機用洗剤でジェルって珍しいよね。私は、粉タイプは、使うたびに粉を吸ってるような気がしてあまり好きでないので、ジェルはとてもうれしい

ちなみに、このクリスタ、全くCMしてないのに大ヒットしているらしく、使った人の満足度が高くてみんなリピートするという、実力で勝負している洗剤ということです。

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いよいよ実験です。

まずは、この曇ったグラス。
これ、食洗機でずーっと洗っていると、本当にこんな感じに白く曇る。だから、私は、ガラスのグラスは食洗機に入れないで手で洗ってます。
が。
クリスタは、ガラスが曇らない食洗機用洗剤だとのこと。
食洗機は時間がかかるので、一番最初に食洗機にかけて、その間に他の実験などをする段取りに。
で、この曇ったグラスの結果は後ほど。
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タンパク質分解酵素の実験
このぷりっとした新鮮な卵。そして、左の卵には、クリスタに入っているタンパク質分解酵素を、右の卵には、手洗い用の洗剤を、かけます~~。
↓
↓ しばらく時間を置くと、
↓

左の、タンパク質分解酵素をかけた方だけが、卵が割れてしまった

これはタンパク質を分解する=タンパク質汚れを落とす、ということで、このタンパク質分解酵素の入っているクリスタの方が、手洗い用の洗剤より、強くタンパク質汚れを落とすことができる、ということだそうです。
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デンプン分解酵素の実験
次も、食洗機用洗剤に入っていて、手洗い用洗剤に入っていない酵素のお話し。デンプン分解酵素です~。
デンプンといえば、お米や麺といった主食類で、お皿にこびりつくと面倒で仕方がないもの。
この実験は、試験管の中に入っているデンプン糊に、左側はデンプン分解酵素を、右側は手洗い用洗剤を入れてみたものです。
↓
↓ 試験管をしゃかしゃか振ると、
↓

見にくいんだけど、左のデンプン分解酵素を入れた方は、中の液体がさらさらの水状になっていて、右の手洗い用洗剤を入れた方は、中の液体はデンプン糊そのままドロドロしてます。
これは、デンプン分解酵素が、デンプンを分解=デンプン汚れを落とす、ということで、手洗い用洗剤よりもクリスタはデンプン汚れに強いことがわかります。
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くもり除去成分の実験
食洗機に入れていると、グラスが曇るので、私はガラス製品は入れない、と先ほども書いたけど、この曇りの正体は、水道水に含まれているカルシウムだそう。水道水が原因だとしたら避けられない・・・
と思いきや、ライオンの研究員の方々は、このくもりを除去するために、強力なキレート剤(カルシウムを捕まえる剤)を発見したそう。
そして、クリスタには、この強力なキレート剤=ポリカルボン酸塩が配合されているとのこと。
上の写真は、ビーカーの中に、曇りの原因物質を入れて、左奥のビーカーにはこのポリカルボン酸塩を入れ、右手前のビーカーにはクエン酸(一般的なキレート剤)を入れたところ。
↓
↓ ビーカーの中をかき混ぜると
↓

左奥のポリカルボン酸塩を入れた方だけ、あっという間に透明に


このポリカルボン酸塩をイメージ化すると、この画像のような感じで、ポリカルボン酸塩には、クエン酸よりもたくさんカルシウムを捕まえる力があるということでした。
というわけで、このポリカルボン酸塩が配合されたクリスタは、従来の洗剤よりもカルシウムを捕まえることができるため、グラスが曇らずピカピカになるそうなのです。
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ところで、タンパク質分解酵素にしても、デンプン分解酵素にしても、ポリカルボン酸塩にしても、せっかく汚れが落ちやすくなるのに、なぜ手洗い用洗剤に入っていないかといえば、成分が強い分、手荒れをするからだそう。
手洗いのように、食器を擦ることが出来ない食洗機の場合は、洗剤の力に頼らざるを得ないため、洗剤にこのような酵素やキレート剤を入れることが必要だということです。
他方で、手洗い用洗剤には、手を保護することが考えられているとのことでした。
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水へ溶ける時間の比較の実験(粉タイプ VS ジェルタイプ)
さらに、食洗機用洗剤にも、粉タイプとジェルタイプがありますが、この2つの水への溶ける時間を比べてみました。
写真は、左奥がジェルタイプの洗剤を入れたもの、右手前が粉タイプの洗剤を入れたもので、ビーカーをかき混ぜたところです。
左奥のジェルタイプを入れた方は、あっというまに溶けて透明になったのに、粉洗剤はまだまだ時間がかかりそう。
洗剤は水に溶けて力を発揮するので、早く水に溶けるジェルタイプが有利だということがわかります。
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泡立ち実験
試験管の、左奥には食洗機用洗剤を、右手前には手洗い用洗剤を入れて、振ったところです。
食洗機用洗剤は全く泡立たず、手洗い用洗剤はぶくぶく泡立っていました。
というのも、食洗機は、泡によって故障してしまうこともあるため、泡立たないような成分しか配合していないそうです。
汚れを落とす成分には泡立つものが多いので、泡立たない洗剤を作るのは少し大変とのことでした。
ぜひ家電メーカーに泡にも強い食洗機を作ってもらって、泡立つ成分も使い、もっと食洗機の汚れ落ちが良くなるとよいなぁと思ってしまいました。
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ビールの泡の実験
では、きれいなグラスで最も違いが分かるのは、ビールを注いだ時だそう。
きれいに洗ったグラスにビールを注ぐと、とっても美味しそうなビールになるそうなのです

写真は、左側のグラスがクリスタで洗ったグラス、右は曇りの付着したままのグラスに、ビールを注いでいる途中。
もうこの時点で、左のビールの方が滑らかできめ細やかな泡なのが見て取れる。
↓
↓ さらに注いで、少し時間をおくと
↓

差は歴然

左は、なんて美味しそうな、完璧なビール。これに対して右は…飲みたくない。。。
きれいなグラスというだけで、こんなに差が出るんだね。
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そして最後に。最初に出てきた、曇りまくったグラスが、洗浄終了して出てきました!
右側のピカピカなグラスが、一連の実験の最初に見せられた曇ったグラス。これが本当に曇っていたのは、この記事の4枚目の写真でもよくわかる。それがこんなにきれいに透明に!!!
(左のグラスは、比較のための曇り汚れの付いたグラス)
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うーーーーーむ。
正直、信用してなかった。公式サイトの写真や動画を見て、どうせ都合良く加工してるんでしょ、と思っていた。
しかし、実際に目の当たりにしてしまうと、これはもう、信用するしか無いです。
まずは、グラス。この日以降、私もグラスを食洗機に入れて、洗っています。
ピカピカ、キラキラです



いや、ホント。
そして、食洗機用ジェル状洗剤の力もしっかりと学んだので、今までなんとなく購入していたクリスタも、今後も自信を持ってリピートしたいと思います!

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そして、今回は、本当にわかりやすく、実験と解説をしていただき、本当に楽しかったです。
専門的な分野を素人が興味を持つようにするのは、本当に大変だったのではないかと思います。
しかし、その分、今後は使ってみたい!!!という気持ちが上がりました。
公式サイトにもキレート剤の仕組みなどの、ほんの少し理論的な部分を解説するコーナーがあると楽しいのではないかと思いました。
ライオンの皆様、本当にありがとうございました。

お土産にいただいたライオン製品の数々。
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