2019年1月
退院してから5日より
吸い込まれるように
「二十一日参り」を始める
いま想うと
まだ足の感覚も戻っておらず
筋を痛めたのにも関わらず
腹腔鏡下手術で
4箇所の傷の痛みもありながら
ムリはできないはずなのに
ムリ、だなんて
まったく思わなかったことが
不思議なくらい
どんなに寒くても
雨が降ろうが、雪が降ろうが
痛かろうが
なにか、、無心に
覚悟を決めて臨んだのでしょうね
やがて
不思議なことに
向かうときは、引きづる足も
参拝後はスタスタ歩くのです
そんな姿を見て両親までもが
毎日、参拝に行くという
心突き動かしたようです
18日目に
病理検査の
結果日がありました
2019年1月21日
皆既月食だった日です
父の運転で朝早くから
都内へ向かい
予約にも関わらず4時間待ち
待ち時間は不安が
いっぱいでした
病棟で一緒だった方に
お逢いすると決まって話すことは
「手術と抗がん剤治療はセット」
脳裏に「抗がん剤治療」がよぎり
父とわたしを不安にさせる
ステージ1の重みは
1だからこそ、という気持ちに
なかなかなれずに苦しみましたが
病理検査の結果
手術のみで終了
抗がん剤治療なし
という結果が出ました
診察室を出て待合室で
新聞を読んでいた父に
報告をすると
一瞬で、顔をクシャっとし
新聞で顔を隠すように泣きました
父の涙する姿は
娘を出産したとき以来だ
ありがとうと
氏神様に感謝し
帰路は、車内から観る
スーパームーンが
しっかり焼きついている
父と観た
あの満月は忘れられない
願いが達成した
大きくてとてもきれいな
獅子座満月でした🌕