2018年12月
病室は
東京湾が一望できる
澄んだ空に富士山や
横浜方面も見渡せる大パノラマ
大好きな海
羽田空港を離着陸する飛行機
大好きな船
9階からの眺めは最高だった
かつて
深夜に走りに行った
首都高湾岸線
クルマの流れを見ているだけで
心癒される大好きなエリア
明ける太陽
暮れゆく夕陽
暮れゆく夕陽とともに
色づくゲートブリッジ
温かくつつむ東京タワー
手術から3日後の
12月23日
両親と娘と妹が
見舞いに来てくれた
腕にはまだ
針が刺さっている
ママのそんな姿が
どんなふうに娘に映っていたのか
普段の娘ではなく
どこか寂しげな顔つきだった
初めてママのいない
クリスマスが近づく
面会時間はあっという間だった
最寄り駅の改札口に
入ったであろうところまで
遠く離れた9階の病室から見送った
わたしの人生
まだまだやりたいこと
いっぱいある！！
わたしは
絶対！元気になる！
そう強く誓った
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そえ誓った矢先に
起きた出来事
これは2年経った今でも
あとを引いている