2018年12月

 

全身麻酔に落ちる瞬間

大きな涙のつぶが

落ちていく記憶だけある


さよなら、わたしの子宮、卵巣

そして、ありがとう


手術は、6時間に及んだ


主治医に「終わったからね」と

言われたような感覚


うっすら目が覚めたのは

手術室から出た瞬間

ずっと待っていてくれた

両親の温かい手で

握ってくれた瞬間だった


娘は、妹が甥っ子と共に

実家で待機していてくれたよう

.

.

.

麻酔が切れて

わたしはICUにいた


嘔吐と猛烈な吐き気と

猛烈な痛みが分刻みで

襲ってきていたからだ


あのときの苦しさは

いま想い出しても

涙が止まらないくらい

手術で助かったはずなのに

生きた心地がしなかった


痛みをすばやく抑える

強めのロキソニンが

わたしは副作用があり

弱めの鎮痛剤を使っていたため


猛烈な吐き気と痛みは

胃の痛み、背中まで響いた


丸二日は続いた…


ひきりなしに

ナースコールを押す

ひきりなしでも

懸命にあたってくださった

看護師さんたちには

本当に感謝しかなかった


苦しかった…

シーツを強く握って耐えた

たくさん泣いた


本当に、つらかった…


「絶対、乗り越える」


何百回発したかわからない



手術から二日経った夕方

ようやく痛みが消え



携帯を見ると

娘からの励ましメッセージが

何回も入っていた



ママが元気になったら

ワンオクのLIVE行こうね.。.:*♡


BGM:ONE OK ROCK