ごめんなさい。
私、ずっとウソをついていました。
本当の事を言います。
本当は、ずっとずっと幸せでした。
どう考えても幸せでした。
全てうまくいっていました。
全てが思い通りで叶った世界におりました。
言い訳を言わせて頂きますと、
「幸せになってはいけない」
「不幸らしくしていなければならない」
「妬まれないように不幸の振りをする」
「嫌われないように馬鹿な振りをする」
「幸せになったら不幸になる」
と、思っておりまして
ですので、自分が幸せだとは口が裂けても
言えないことだったのです。
申し訳ありません。
私はどう考えてもミラクルハッピーでした。
愛に溢れて、優しい天国のような世界に生きていたのです。
それを長年隠してしまいました。
怖かったんです。
みんなから嫌われて妬まれて
ひとりぼっちになってしまうのが。
私、幸せでした。