日の光が心地よい午後
学校の屋上にて
俺と最愛の彼女と二人っきり
俺の冷めきっていた心を
温めてくれた唯一の子
この子のためだったら何だってできる
本当に愛してるんだよ
そんな彼女から呼び出しがあった…
「如何したんだ?急に?」
ニコニコ笑っていた彼女が突然
「由美子って知ってる??」
ん?いったい何のコトだ?心当たりがない名前だ…
「知らない。由美子って誰??」
「……都合の悪い事は忘れるのね…。ねぇ?本当に忘れちゃったの??!!」
ニコニコ笑っていた彼女の顔が急に
眉を寄せ笑顔から怒りへと変わる
「急に如何したんだよ???本当に知らないって!!」
いつも穏やかな彼女なのにいったいどうしたのだろう??
「ふーん。あんなに愛してるって言ってお金をせしめたり、クラスの連中に嗾けていじめさせたりして自殺に追い込んだのに???本当に忘れちゃったの???」
!!!!!!!!!!!
「なんのことだよ!!」
彼女の様子がおかしい…
本当に誰のコトを言っているのか分からない…
「山下由美子。あだ名はダサ子よね??付き合ってた人の名前も覚えていないのね…。」
「!!!!!!!!!!!!!」
彼女の口からそれを聞いて鮮明に思い出した
中学に付き合っていた女の名前だった
「何でそれを!!!!!」
山下由美子
クラス一のダサ子
暑苦しい黒縁メガネをしていたのを覚えている
無謀にも俺に告白してきた
しつこく付きまとうから
良い様に使ってやってふてたのだ…
そしたら勝手にクラスの女子達がいじめ始めた
別に俺がいじめを嗾けたわけじゃないんだ
山下が死ぬ前に電話がきた…
だが、俺は…
止めを刺したのだ…
助けてと言う山下に
『死ねと…』
まさか本当に死ぬとは思わなかった…
「…でも、なんで山下の事をお前が知ってるんだよ?!」
何か嫌な感じがして
頭がガンガンする
いったいなんだって言うんだ
「私ね、双子の姉がいたんだ…。」
「え!?」
「姉はとても優しい人でいつも私の事を助けてくれていたの。でもね、親の離婚で離れ離れ。」
「ま、待ってくれ!!!」
もしかして…
「私の旧姓は山下由よ?」
「う、嘘だ!!」
誰か嘘だと言ってくれ…
「嘘じゃないは…由美子は私の双子の姉よ。」
そんなはずはない…
「!!!!!だって似てないじゃないか!!!!!」
「一卵性じゃないもの。二卵性双児だからね…。似てなくて当たり前。」
現実をつきたてられる
「!!!!!!!お、俺のせいじゃない!!俺のせいで死んだんじゃない!!」
そうだ、あれは俺だけのせいじゃない
「…醜いはね、…この人殺し!!!!!!!認めなさいよ!!!」
その言葉がグサリと胸に突き刺さる
「ち、違う!!!もうこの話はやめよう??!!いつもどうりにもどろう?!」
もう話したくない…いつもの彼女に戻ってほしい…何で自分が!!
「何が違うの?由美子が最後に電話した時あんた…死ねって言ったんでしょ…あんたに助けを求めてたのに…許せない…」
違うそうじゃないんだ
「っ…!!」
頭が割れそうに痛い、如何すればいいんだ??!!!
「ねぇ、由美子に謝ってよ?許しをこいなさいよ!!」
「すまなかった…本当にごめん!!だから、こんなこと止めよう??」
「……全然分かってない…。貴方が如何すれば自覚するのか…悪いと認めるのか…罪を償うのか考えたの…」
彼女はボソリとそう言うとフェンスに向かって歩き出した
「え??由??如何したんだよ」
彼女はいきなり振り向くと
「やった事は自分に返ってくるのよ??」
一瞬見つめあう
その瞬間がとっても長く感じた
「え?」
先に行かせてはいけないと
頭の中で警報が鳴り響くが
彼女は前へと進んで行く
「思い知るがいいわ…」
彼女は哂う
「バイバイ。沢山苦しん苦しん苦しんで死んでね?」
彼女の体は軽やかに
トンッと飛びフェンスを越え
下へ下へと落ちていく
手を伸ばす俺
振り払う彼女
何処までも落ちていく
どんなに願っても時間は止まらない…
彼女は最後に
「貴方なんか好きにならなきゃよかった…」
「ッ!!!!!!!!!!」
彼女は地面へと…
もう、彼女は戻ってこない
I can fly!!
そして俺は俺にに絶望する…
やった事はなかった事には出来ないのだから…
もし償いが出来るなら…
待っていてくれ
今、逢いにいきます…
★ただバットエンド書きたかっただけなので書いてみたww
うーん…