遥風が輝美を連れて来た
オリオン座が僕を導いた
年上なのに、頼りなく
僕よりも小さくて
透けてしまいそうな程白い
輝美は可愛いく明るくて
ベットから下りれない
籠の中囀る鳥のよう
飛べない影と
羽ばたけない細い指
絶え間無い輝美の笑顔を
理解出来ない僕
笑わないの?笑ってよ
いつも同じ顔で笑うね
その笑顔は嫌い
作り笑いで誤魔化せない
輝美は純粋過ぎた
たわいもない質問
アナタの将来の夢は何?
死にたいのに、死ねなかった
僕に夢なんて、あるわけない
僕の体は珍しいらしいから
全身ホルマリン漬けにして
理科室に立つ
馬鹿げた答えは
いつも大人への皮肉
でも、輝美は笑ってた
輝美の夢を聞き返した
夏祭り僕と林檎飴が食べたいと
僕は笑う。いつになく
今すぐにでも叶いそうと
林檎飴は嫌いだと
生きて居たい
穴だらけの輝美の心臓
何度も何度も身を委ねて
薬と刃先に夢を見た
体から出過ぎた血は
輝美を麻酔から返してくれず
林檎飴を食べる事は
一生無いと知る
何で生き残ったのは
輝美じゃなかったんだろう。
何で死んだのは
僕じゃなかったんだろう。
生きたい輝美と死にたい僕
神様なんて居ないんだと思い知る
輝美と聞けなかったお囃子
輝美と何度も見上げたオリオン座
この心臓を上げれば蘇るなら
例え輝美に嫌われても
恨まれても構わない
もう、あの頃の輝美の年を越えた
輝美と見たかった紅葉
輝美と触れたかった雪
君に言いたかった
出逢えて良かった大好きだよ
【Ice in my life】
多分Android携帯からの投稿
