大腸がん
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大腸がん闘病記

がん患者誕生をリアルタイムで書けるかもしれない。

これを書き始めた動機は、それだけである。


2011/2/2が大腸の内視鏡検査。

2/17に検査結果が判明する。


今まで読んだ闘病記は、手術が終わった位で書き始めたのが大半である。

何というか、緊迫感が足りない。

そういうネガティブ(?)を払しょくすべく、検査前からここに書き込んでおくことにする。


検査結果がシロだったらごめんなさい。

クロだったら、この先も続くよ。




事の起こりは、2011/1/6 午前4時。

ここ最近、朝方に必ず目が覚める。

原因はトイレ(小)である。

今に始まった事では無く、20代後半からトイレ(小)が近くなり、所謂頻尿の類であることは自覚していた。

ただ、生活に支障が出る程では無いので特に泌尿器科を受診した事も無かった。


用をたし、再度眠りに就こうと布団にもぐった時に何の拍子か、左手が下腹部のある部分に『触れた』

場所は左下腹部。

触ると『ぐりぐり』している。

本当に偶然触っただけなのだが、一気に現へ引き戻された。


昔から、『がん』に対しては異常なまでの恐怖心があり、何か体に異変があると必ずがんに結び付けて考える思考回路が備わっている。

また、がんに関する書物は大好きで、近藤誠医師の一連のそれは私にとりバイブルに近い。

そんな私であるから、腹部のしこり(と思われるもの)の存在は、40歳という年齢もあいまって一気にがん患者となるに十分な因子となりえた訳である。


さて、どうしたものか?


とりあえず逆側も触ってみたが、同じ様なものは右下腹部には存在しない。

『こりゃ、あれだ、結腸がん』と私の頭の中では既に診断がついてしまった。

ただ、がんになりたい訳ではないので横になりつつ、iPhoneで必死に『左下腹部 しこり』で検索。

出てきたものは、便秘、がん、鼠径ヘルニア。

希望を言えば便秘で納めて欲しいのだが『腹部のしこりにろくなものはない』

という持論があり、悶々としながら朝を迎えた。

妻が7時位に目を覚ましちょっと様子が変な私に気付いたらしい。

私は妻にしこりの事を話し、触ってもらったが、妻は私ほどがんに対する知識も危機感も無く『良くこんなの見つけたね』と感心しきりであった。

感心されてもしこりが無くなる訳では無いので、とりあえず、近くのそこそこの規模の病院へ行く事にした。


思い浮かんだのは車コースで日赤三鷹、慈恵医大第三、電車コースで東京医科大、女子医大。

さてどれにしようか考えたが、そもそも紹介状無しで初診ってどうなのよ?という疑問が湧いた。

諸々のがん闘病記を読んでいると、スタート地点は大体が近所のかかりつけ医である。

そのプロセスを飛ばしても良いのか判断がつかない為、とりあえず各病院のHPで確認してみる。

結果その中で比較的、紹介状無しに寛容そうだったのが慈恵医大だと思えた。

という訳で、取るものも取りあえず、慈恵医大へ向かう私であった。