自分が性的に消費される経験が多かったもので、
セフレ問題とかヤリ捨て問題にけっこう真剣に取り組んできた歴史が私にはあり。


思うに、女が「ヤリ捨てにされた!」と思う時って、
男が最初から体目当てだったって結論に行き着きがちなんだけど、

思いのほかそうでもないと思う。
体目当て、つまり最初からニーズとしてセックスのみを掲げている男性ってたぶんそんなに多くはなくて、

多くは目的でなく結果としてそうなる。



ヤリ捨てにされた時、
相手を、「体目当てのクソ野郎ムキー」に仕立てて、
まあそいつをクソミソに罵って終わったことにしても(怒るのは全然いいと思うけどね!)


自分側の問題を認めない限り、その怪我から得るものがなくて勿体無いよ?って、私は思う。


女をヤリ捨てにした男でも、
クズってそう多くはないです。(腹は立つけど)


なんかほんと、結果としてそうなるの。
だから、女をヤリ捨てにした男(厳密に言えば、体の関係を持ったけど、それ以降は女側の要求に応じなかった男)


というのは、みんながみんな、東○久とか、羽賀○二(例えの古さ)みたいないかにもな男性じゃなくて、けっこう普通の男。


そっから、女側の要求をはぐらかしつつ関係を継続させる男になると、さすがにズルさはあるけど、


ヤリ捨てって、逆に言えば相手を騙し続ける関係は選ばなかったってことだからね。


その点、悪に徹する開き直りは無いというか、
クズ男として生きる覚悟は無いわけ。



で、悪意なきヤリ捨て被害に遭うパターンって大まかに分けて多分2つ。



①目の前の餌に食いついただけ。先のことなんか何も考えてなかった。性欲はあったけど恋愛ではない。(ワンナイト系)


②「まだモノにしてない女」という幻想から覚めた時、女側はすっかりその気になっていて面倒くさくなった。(疑似恋愛系)


よく言われてることだけど、男の恋は性欲から入る。
とりあえず「抱きたい」と思うか否かが一次審査みたいなもんで、
その「抱きたい」の時は脳みそに魔法がかかってるから、優しくしたりマメに連絡したりするし、時には「付き合いたいかも」って思ったりもするんだけど、

その努力が少ない時点でセックスにありつけたら、男としてみれば棚ぼた。
で、自分にとってはラッキーなもんだから、それによって女が傷つくとかそういうところまで考えずに事に及ぶことが多いように思う。

それで寝てから、改めて相手のことを冷静に考える。
その時に、「あ、付き合うとかは別にいいかも」
ってなったりですね、
もしくは完全にのぼせてたことすらすっかり忘れて、通常運転に戻るんだけど、


皮肉な事に、、

寝てから好きになるのが女の性。
テンションが下がる男に対して、
ラブモードをぶち上げて甘ったるく迫ったり、束縛したりして、
男は面倒くさいのと申し訳ないのと、あと悪人になるのが嫌で、それとなく距離を置くようになり、
そうなればなるほど女はムキになって追いかけて、
さらに男は逃げて逃げて、

そしてめでたくヤリ捨てに至る。




というのが一般的な流れだと思うんだけど。

「付き合うまでは体を許さない」
っていう定説は、そういう意味で傷つかないために有効だ。



しかし、
その作戦をとったとき女に迫られるのは、
「付き合う」or「一生抱かれない」の究極の二択。

セックスしてない相手に幻想を抱き続けるのは女も同じなので、

この選択はあまり注目されてないけどけっこうその後の執着の度合いを左右する気がする。


ヤリ捨てにされるのはキツいけど、
付き合えもせずに抱かれもしなかったってのも、わりと変な未練が残る。


だから、

なるべく「付き合う」の可能性を上げるために、

セックスしてない期間(男の魔法が解けない期間)
に、いかに恋を育てて、相手に執着心を持たせるかってのは女の腕にかかっている部分が大きいので、


ヤリ捨てにされて被害者意識に浸ってる場合ではないんですよ!

という話。


つまり、

ヤリ捨てというのは、先行投資の失敗を意味するのだ。


自分だけを責める必要もないけど、

相手だけを責めてても、また同じ失敗をしますよ。


ま、

男女共に、出会うべくして出会う相手というのがいてね、


そういう相手とは、


どのタイミングで寝ようが寝まいが、うまくいくし、


たとえ駆け引きをして上手く付き合えたところで、


パートナーシップにおいて大切なのは、それ以降のハートとハートのコミュニーケーションドキドキをいかにやっていくかなんだけど。


でも恋のほとんどは幻想でできているので、


その入り口で不要な沼にハマらないためにも、


やはり男性心理を知っておくことは重要かと思いますおーっ!おーっ!