最近、自分の中で変えたルールがある。
 
それは、ご褒美をあとに持ってくるのをやめて、何をするにもまずやりたいことから着手するというもの。
 
例えば休日に、「掃除と洗濯をしてからじゃないと外出しない」とか「エクササイズをしてからじゃないと朝ごはん食べない」とか決めていたことがあったんだけど、
 
先に課したノルマを遂行するのが面倒くさくて昼過ぎまでなにも食べないとか、
 
一日中「掃除しなきゃ掃除しなきゃ」と思いながら何もせずに休日が終わるとか、そんなパターンに陥りがちだということに気づいた。
 
 
でも、なぜ「掃除をしてからでなくてはならないのか」「なぜエクササイズをしてからじゃないとご飯食べちゃだめなのか」って考えた時に、
 
たいした理由って出てこなかったわけ。
 
 
で、そのルールを解除して、出かけたければ朝からでも出かけるし、食べたいタイミングでご飯を食べるようにしたら、なんと至極快適に。
 
肝心の掃除やエクササイズは、たまにサボることもあるけど、鉄壁のルールを敷いていた頃と比べて遂行する頻度が減ったかといえばそんなことはない。
 
 
でも、「やるべきこと」に押さえつけられてできなかった「やりたいこと」は100%できるようになったから、それだけでも日々の充実度は格段に上がったと思う。
 
 
ってことは、こうやって自分を縛る意識のなかには、かなり無駄なもの、下手をすると人生の邪魔になっているものが結構あるんじゃないかってこと。
 
 
ルーティーンとか、当然だと思っている意識って、モノに例えれば埃を被っている状態。
 
 
だからそれを時々棚卸しして、本当に必要なものかどうか考える機会を設けるのは、人生をフレッシュに生きてゆく上でかなり重要なんじゃないかなと思う。
 
 
「思考停止」って、埃を被った意識を、何年も手入れしないでずっと埃を被せっぱなしにして運用していくことかもしれないですね。
 
 
思考が錆びついて、そのうち人生が錆び付く前に、気をつけないとね。