黒田五寸ニンジンの種穫り | 齋藤農場 < i am farmer and proud. >

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農業をはじめた自分の視点からの事柄をつづります。

さて、久しぶりのブログ。
春は種まきやら植え付けやら収穫やらで
大忙しな日々が続きました。

ブログに載せたかった事は山ほどあリマす。

去年少しだけ作った黒田五寸ニンジン
このニンジンは
フランスのアーリー・ハーフ・ロング・ホーンを元にした長崎五寸と、
寒地型の丸山五寸との交雑後代から
昭和10年頃大村市の黒田正氏が選抜固定した
五寸ニンジンの代表種。
もちろん固定種なので自家採種可能の品種。

去年穫って食べてみたら
小売店等で売っているニンジンに比べ
甘みがありニンジン臭さがなく、
特にサラダで食べるとその良さが分かります。
ニンジン嫌いのお子さんでも食べられるかも?

その種を穫るために収穫した時に
形の良いものを選び、再度植えます。

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3月位だったかな。まだ寒さもひとしお
霜も降っていたので、マルチを敷き、ビニールトンネルで
覆いました。
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4月、いい具合に葉も茂り、莟が立ち始めました。
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5月、ぐんぐん背が伸びてます。
通常、ニンジンとして出荷する場合は
せいぜい30~40センチ程度しか葉は
延びませんが、このときは1メートル位にはなっています
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蕾も出来てきました。
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6月になり、花が咲きました。
この頃から、虫がかなりよってくるので
交雑防止に採種株をネットで覆います。