わたしの花燃ゆが…。
なんていうか、うまく言葉にしてまとめられないのですが。
最期の最後まで、仲間を、友を思って、信じて、志を託して逝った稔麿さん。
志を継いでくれる仲間がいるから、「俺は死なん」って。
そのあと公式サイトのインタビューを読んだら瀬戸さんが
稔麿さんは無念の最期だったけど精一杯やったから最期は少し笑った、と仰ってて
それがなんかすごく納得したというか。
志半ばだけど、精一杯生きたから、やれることはやったから、
そのあとの志は未来を生きる仲間が継いでくれる、任せたぞ、っていうことなんだろうな、と。
それでも滲む無念さが、一筋の涙だったんだと思うとほんと切ない。
池田屋事件のシーンは正直すっごい一瞬で終わっちゃった感ありますけど(苦笑)、
稔麿さんが切なく哀しい孤独な最期を迎えたあと、
のこされた仲間たちがなにを思ってどう動くのかを描くシーンも良かったと思います。
まあもうちょっと丁寧にやって欲しかったという思いはなくもないですが、
主人公は文さんだから…これはもう仕方ないというしか…うん。
くさかと文さんが稔麿さんの死を知ったあと、夢を語るシーンでボロ泣きしました。
本当ならくさかが開く塾を手伝う面々の中には稔麿さんもいたはずで、
だけどそんな未来の話にはもう出てくることもできない稔麿さんがつらくてつらくて。
もっと生きてほしかった。まだ二十四歳だよ。
優しくて真面目な稔麿さんなら、いい先生になったに違いないのに。
文さん以外の人にだって、生きてればまた恋もできたのに。
思い出しただけでも涙腺緩む。つらい。
池田屋に取って返すシーンでの稔麿さんもつらかった。
ほんとはやっぱりずっと負い目感じてたんだ…松陰先生に背を向けたこと…。
だけどそれを誰にも言わずひとりで抱えて、表舞台には立つまい、
裏方としてみんなを支える存在になろう、と頑張ってきたんだと思うと…。
あと、最期を迎える稔麿さんに唯一寄り添ってたひとひらのもみじ。
あの日、文さんを好いとったもみじ。
文さんを好きだったのはもみじじゃなくて稔麿さんだったのにね。
言えないまま離れて、戻ったときにはもう文さんはくさかさんになってて。
もう叶わない想いを、それでもずーっと大事に持ってたんだね。
くさかと文さんのフォローしながら、ずーっと捨てられずにいたんだね。
知ってほしかったな。文さんに、稔麿さんの気持ち。
それを稔麿さんが望まなかったとしても…。
叶わぬ恋と裏切りの負い目。
大変なものを抱えながらも稔麿さんはいつでも真面目で一生懸命で優しかった。
四天王の他の三人に及ばないなんてそんなことは全然ない。
その器の大きさ、私情に左右されない公平さ、情の深さ、心の強さ、誰にも負けてなかったよ。
天国で松陰先生に「よく頑張りましたね」っていっぱい褒めてもらっててほしいくらいです。
本当に素敵な吉田稔麿というキャラクターを見せてもらいました。
ありがとうございます。
瀬戸さん、長期間の撮影お疲れ様でした。
信之助先生ロスに続いて稔麿さんロスになりそうですが、
夏ドラ総務の王子様も一生さんとの共演作も控えていますし、
ぬるま湯もフォロワーさんのご好意で大阪1部に参加できることになりましたので、
なんとか生きたいと思います。
