感情がコントロールできずに、人間関係にイライラしたら
今回紹介する映画は、【シンプル・シモン】です。紹介の内容から、「結末がなんとなくわかってしまうのは嫌だ!」という人は、とりあえず【シンプル・シモン】を観てくださいね^^それでは、内容の紹介を簡単に説明します。主人公は、アスペルガー症候群(乳幼児期からみられる、広汎性発達障害のひとつ。言語や認知の発達に異常は認められないが、社会性が欠如し対人的なコミュニケーションがうまくとれず、特定の興味や動作・習慣、儀式などへの執着が特徴的にあらわれる。ある種の天才性は、この障害に関連するという指摘もある。『シンプル・シモン映画公式HPより』http://simon-movie.jp/intro_story.html)の青年〈シモン〉です。大好きなお兄ちゃんと一緒にいたくて、恋人住んでいるお兄さんの部屋に同居させてもらいますが、兄の彼女は、〈シモン〉と一緒に生活することに耐えられなくなり、家を出てしまいます。彼女が家を出ていってから、兄の様子がおかしいので、兄の完璧な恋人探しをしにいきます。その兄の彼女探しの途中で出会った1人の女性〈イェニファー〉との関わりから、”自分はアスペルガーだから、変われない”と思っていた〈シモン〉にも変化が訪れるというストーリーです。私がこの映画で感じたのはアスペルガー症候群の〈シモン〉とのコミュニケーションがうまくいかない両親や兄の彼女は、感情を荒げ、〈シモン〉自身を否定する言葉を発します。しかし、〈イェニファー〉は、いつでも〈シモン〉に対して、笑顔で余裕を持って接し、〈シモン〉の人権を尊重し、優しく向き合っています。映画では、”アスペルガーだから変われない”と思っていた〈シモン〉が、どうして変化することができたのか、それは〈イェニファー〉の〈シモン〉に対する1つひとつの行動が大きく関わっています。映画を観るときには、〈イェニファー〉とその他の登場人物が〈シモン〉にどう関わっているのかを比較しながら見ると、この映画の深さが伝わるのではないかと思います。この映画をみたときには、ちょうど母親とギスギスしているときだったので、自分の姿は、映画に出てくる感情を荒げている兄の彼女と重なり、ちょっとカッコ悪いな、と思ってしまいました。それと同時に、〈イェニファー〉のように、自分の気持ちもちゃんと伝えながら、相手の気持ちを尊重する気持ちも忘れない素敵な女性を観て、「こういう女性は素敵だな」と思いました。そして、映画を観終わったあとには、なんだか優しい気持ちとかっこいい生き方をしたいなという目標が生まれ、肩の力が抜けていました。こんなイライラしちゃだめだなと思いながらも、うまく感情を整理することができずに、自己嫌悪に陥っている人には、ぜひ観てもらいたいです^^読んでくれてありがとうございました。