私は、今まで色んなスピや自己啓発系のものを読んだりカウンセリングを受けたりしてきたが
総じて「未来志向的、ネガティブな思考は無視してポジティブ思考に目を向けよう」
というアプローチは上手くいかなかった。
一時的に上手くいったと思ったことはあったけど、
すぐもとに戻ることが多かったし、
ハイになった分だけローに戻ると余計落ち込むといったことが起こった。
そして、ネガティブな自分を否定するようになったので
過去や原因思考、ネガティブに目を向ける方法をとるようになった。
もちろん、過去やネガばかりに目を向け続けていても気が滅入るばかりだから
未来志向やポジティブに戻すこともあるけど、
それはあくまでバランスをとるためで、
私の感覚では辛さの根本から目を背けていることは
腐臭を放つゴミに無理やりポジティブという蓋をすることにしかならないと
感じている。
もちろん、未来志向やポジティブがうまくいく人はそちらが合うのだと思うが
万人に合う方法などないので、自分でうまくバランス探ってやるしかないと思っている。
私は、過去を振り返って何がつらかったか
親からどういう態度や言葉を言われて傷ついたかを一つ一つ掘り起こしていって
なぜそれに傷ついたか、
どういうところが親として適切ではないと思ったか
では、どういう言動や思考ならば
愛ある親の行動として受け入れられると思うか
を考えていき、
そういった考え方や行動をできるだけ自分に施してあげる
ということを心掛けている。
例えば、
高校生の時、母が夜外出するというので
私に夕食作りを依頼した。
だが、冷蔵庫にはほとんど材料らしきものがなく、
かろうじて冷凍庫にあったイカとミックスベジタブルで何か作った。
レシピブックも読んだ記憶があるが、イカとミックスベジタブルで作れるものなど見当たらなくて
適当に調味料などを足して、フライパンで煮たが炒めたかした記憶がある。
ところが父がそれを一口食べた途端、吐き出した。
そして、何も言わずに食卓を去っていってしまった。
私はそれがすごくショックで、それ以来料理が苦手になってしまっていた。
しかし長い間、そのことをすっかり忘れていた。
だが、料理をする度に嫌な感覚が浮かび上がって、料理自体が嫌で嫌で仕方なかった。
だが、それを思い出して、
ろくな食材もレシピや指示も残していかなかった母や
せっかく作ったものを吐き出してものも言わずに去っていった父への
怒りや悲しさを思い切り感じたあと、
でも、健全な親だったらそんなことしないよね?と思った。
健全な母だったら、私の作れそうなもの(例えばカレーなど)の食材を用意しておくか
レシピや指示などを置いていくだろうし、
父だって、娘がせっかくつくったものなら吐き出したらすることもなかっただろう。
できそうにないなら出前を取るなり、
一緒に夕食つくりを手伝うなりするだろう。
そういう配慮がない親の方がおかしかったんだな、と思い、
自分が料理が下手だ、という思い込みを下すのは間違っていたんじゃないかと気づいた。
それで今は、自分ができる範囲の料理を
わからなければ今はインターネットがあるので色んなレシピも検索できるので
それを見て、簡単そうなものを作るようにしている。
そして、出来がどうあれ、よくやったね、と褒めるようにしている。
そんなことを色んな過去の傷ついた事例を引っ張り出してきて
少しづつやっていっている。
自分では気づけないこともあるので、
カウンセラーさんにも相談に乗ってもらっている。
カウンセラーさんには、もっともっとつらかったとか悔しかったとか、
怒り、恨みつらみも、とにかく安全だと思える場所で全部出していいよ、
むしろそれが仕事と思ってやりなさい、と言ってもらっている。
カウンセラーさんも被虐待経験者で性被害も受けたことがあり、
それを乗り越えてこられたので、
私の抱えているものを理解してくれている感覚があって
私も安心して自分をさらけ出せる感じがある。
思春期に差し掛かるお子さんもいらっしゃるので、
お子さんたちには、襖くらいなら破っていいし、
家の中でならいくら暴れてもいいよ、と言っているらしい(笑)
そういうお母さんだと、子供さんたちも安心して自分を解放できてそうだなと思う。
私の感覚では、未消化の感情をとにかく出すことと、
その感情が悪いものではないよ、当然だよ、と受け入れてあげること
親のどんな言動が適切でなかったかとあぶりだすこと
親にどうしてほしかったかと明確にすること。
してほしかったこをなるべく自分に対してやってあげること
そんな自分を褒めてあげることを
心掛けている。