10/26 アルパカの住む地、標高4,000mの世界
今日はアルパカの写真撮影のため、ラ・ラーヤという場所まで
クスコから車で4時間かけて向かった。
車はハマイカさんがこの日のために借りてくださった。
トヨタのハイラックサーフ。乗り心地抜群。さすがトヨタ。
クスコにも多少アルパカはいるが、牧場があるのは
クスコとプーノ、アレキパの間にある山々だ。
その標高は実に4,000~5,000mにおよぶ。
正確にはクスコは3,360m、ラ・ラーヤは4,319mだから、
さらに1,000m近く標高が高くなるということになる。
空気の薄さには慣れてきているのだが、
とにかく日差しが強い。
日焼け止めは塗ってきたのだが、焼ける焼けないの問題ではなく、
日に当たるとシンドイ。日差しにあたるだけで疲れてしまうのだ。
ハマイカさんは、ラ・ラーヤのさらに奥にいったところに、
チーズのうまいところがあるんだ、と言って、
そこまで車を走らせたが、チーズは既にプーノに全て運ばれてしまっていた。
おいしいチーズが食べられなくて残念。
途中、アルパカの牧場をいくつか見つけていたので、
そこで車をとめて撮影を行った。
どうやらクスコの大学で牧場を持っているらしく、
そこのアルパカが一番撮影しやすかった。
ケチュア語を話すおばちゃんが見張り役として付いていたが、
帰り際に1ソルを渡せば問題ないようだった。
ケチュア語なので何を話しているのか分からなかったが。
アルパカの撮影時のことを少し。
アルパカは臆病な動物とされているが、とても好奇心旺盛だ。
こちらから近づくと離れるくせに、口で音を鳴らすとこちらを振り向く。
ベイビーアルパカなんかは興味津々でこちらに近づいてきたりもした。
彼らは1日中草を食べているようで、なかなか顔を上げてくれない。
あたり一面芝生だから余計に食べ続けている。
とにかく近づいて、色々な角度から撮影を試みた。
写真だけでなく、動画も撮っておいた。
やはり姿かたち、動きの一つ一つ、鳴き声などなど
どれをとっても愛くるしい。
何百頭ものアルパカに囲まれて幸せな一時だった。
ここにはとりあえず写真を数枚掲載しておこう。
いずれアルパカと戯れるツアーなどもできればと思っている。
日本にも那須にアルパカ牧場があるのだが、
どこまでアルパカに近づけるのだろうか?
きっと人馴れしてるから近づいてくるのかもしれない。
帰ったら那須にも行ってみよう。
10/25 クスコでやり手の元商社マンと出会った~。
ハマイカさんの紹介でクスコに来る前からメールで
やり取りをしていた新井さんにお会いした。
新井さんはアルパカのセーターを日本の高級ホテルに
入っているブティックなどに卸している。
その数も数百という単位で、1枚が3万~4万という
ことだから大した儲けになっているはずだ。
ターゲットも40歳以上の女性と明確だ。
Aさんはアルパカのセーター以外にも商品開発を行っており、
ルームシューズやアンクレットなどにも取り組んでいる。
元々商社で品質管理の仕事をしていたとのことで、
質にうるさい日本人のことをよく理解している。
そして、南米の生活も長いので質にこだわらないラティーノ
の性格もよくよく理解している。
会社を退職しているだけあって年の頃は60を過ぎていそうだが、
非常に若々しく、知識や人脈も計り知れない。
クスコにもう半年住んでいらっしゃるとのことだが、
クスコに住んでいる日本人とはあまり接触がないそうで、
クスコのこともあまりご存知ではないそうだ。
しかし、それでもアルパカのセーターを現地人に作らせて
品質管理を行い、日本の高級ブティックにまで卸すのだから
すごい行動力である。
せっかくこうして出会うことができたのだから、新井さんの良いところを
真似て、吸収して、自分の成長につなげていこうと思う。
10/24 台所用品の行商
この旅の目的の一つにクスコの友達へ急須や日本の食材を届ける
というものがあった。
食材は頼まれたものや思いつくもの、
日本茶、味噌、だしの素、乾物類などなど、
急須に関しては、得意先の社長さんに頼んでみたところ、
南部鉄器の上等な急須と、たくさんの台所用品を頂戴していた。
リマの宿泊先でそれらの品々を披露したところ、
思いのほか反響がよかった。
クスコでも非常に反響がよく、皿や食器を買いたいという方も
見つけることができた。
基本的にペルーにある製品は中国製が多い。
もちろん粗悪品が多い。
包丁一つとっても切れが悪いし、
食材に関しても日本のものと比べると似て非なるものである。
そんなわけで純正の日本製品を持ってくると何かしら
喜んでいただけるというわけだ。
得意先の社長さんも南米にはチリにお客さんがいると言っていたが、
これでペルーにもお客さんができそうだ。
うまく取引が成立したらマージンもらえないかなぁ。
とりあえずおいしいご飯でもご馳走してもらおう。





