この記事は連載物です。
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実は、モルディブ出発の朝、私は人生で初めての大失態を犯したのでした。
飛行機の出発時間は朝の9時半。
思ったより早く支度が出来た私と夫は、予定時間より少し早くコンドを出てタクシーに乗りました。
休日の朝ということで、渋滞もなくタクシーは順調に高速を飛ばし、後5分程度で空港に着くといった頃…
な~んか、嫌な胸騒ぎがした私( ̄ー ̄;
このまま、無事出発できるんだろうか?
何か、やらかしてないか?
本当にモルディブに行けるのか?
などの不安が、なぜか次から次へと湧いてくる。
波立つ心を落ち着かせようと「いやいや、パスポートもあるしチケットあるから大丈夫。」と安心するため、パスポートケースを取り出し中をチェック。
ちなみに、私のパスポートケースはお気に入りのなんちゃってマリメッコ(その記事はこちら→★)
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ない!((゚m゚;)
パスポートがない!
いつもなら、パスポートケースに入っているパスポートが影も形もなかったのです!
思い出したのは前日のこと。
タイ離任を控え、銀行口座を閉めようと銀行に行った時にパスポートを取りだしていました。
その時、受付時間がすでに終わっていたため口座が閉鎖できず、じゃあ週末明けに…と無意識に銀行の書類と一緒に仕舞ってしまったのではないか?
つか、それしか考えられない!
しかも、銀行の書類は「これはモルディブに必要ないわ。」と、今朝コンドを出る前にかばんから取り出して机の上に置いたばかり。
あーーーーーーー!!!
私の、バカバカバカ!!!!!。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
なんであの時、確かめなかったんだろう。
…と嘆いても後の祭り。
今すぐ、パスポートを取りに戻るしかありません。
パスポート忘れた。今すぐ取りに戻らないと。
え!そっ、それは一大事!
夫、早速タクシーの運転手さんに引き返すように伝えます。
が、今走っているのは高速。
このまま空港に行ってしまうのが、一番早く折り返せそうです。
ということで、そのまま空港に行き夫をドロップオフ。
航空会社にギリギリまで待つよう交渉してくれるよう頼みました。
この時点で7時半。
行って戻って、何とか出発30分前には戻ってこられる計算です。
心は逸りますが、私が出来ることは何もありません。
タクシーの運ちゃんを信頼し、後は運を天に任せるしかありません。
8時過ぎにはコンドに到着。
机の上に置いた銀行関連の書類を覗くと…
あったーーー!!!(≧▽≦)
つか、書類の一番下にあったので、もし私が朝取りだした時に反対方向で取りだしていたら、朝のうちに気が付いていたはず。
もう、本当になんて運が悪いんだろう。
今すぐ戻れば9時前には空港に戻れる時間。
パスポートを持って待たせてるタクシーに戻り、早速空港に向けてLet's Go!
ところが、高速の中間地点で…
さっきまではなかった渋滞が発生しているではないか!
と、とにかくこの渋滞が長くないことを祈るしかないわね…
泣きそうになりながらも、私に出来ることはただ祈るのみ。
ジリジリとした時間を過ごしながらも、少しずつ動く車の列。
と、しばらく行くと、反対車線で横転してる車が見えた!
そう、この渋滞は事故見物渋滞だったのです!
そして、私は実は自分は運が良かったのだと気が付きました。
というのも反対車線の渋滞は、こちらの比ではない!
もしあの事故が1時間早く起こっていたら、私は飛行機に間に合わなかったでしょう。
さらに言えば、タクシーの中でパスポートを忘れたことに気が付いたおかげで、時間のロスを最小限に抑えることができました。
もちろん、もっと早くに気が付けばすぐにタクシーで折り返せたのかもしれないけど、でもチェックインしようとして気が付くよりかはかなり時間が短縮できたはず。
何だかんだ言って、私って運がいいんだなぁ~と実感する出来事でした。
こうして、出発30分前には何とか滑り込めた私。
チェックインカウンターで待っててくれた夫と再会し、さらに夫が係員に話しをつけていてくれたおかげでスムースにチェックイン手続きが出来、何とか搭乗に間に合ったのでした。
ふーっ、間に合ってよかったよ。