こんにちは～nattsuです
私とダーは7年間遠距離恋愛でした。
新幹線で2時間ほど。車なら4時間ほど。
この恋は
遠距離だわ
不倫だわの
2重苦でしたので、
それはそれは吐きそうな年月でした。
会えるのは1か月になんとか１回。
ダメな時は、何か月も会えず。
この頃はラインではなくメール
電話はもちろんNG
たまにダーから電話があると、何をおいても飛びついて出たものです。
会う時は、ダーの方から会いに来てくれることが多かった。
もう大大大好きなハリウッドスター？アイドル？にでも会う気分。
何日も前から、
洋服を選んだり、買いに行ったり。
ダイエットをして、お肌を整えて。
当日はメイクを念入りに、
ヘアスタイルも思春期のように神経質に整えて。
そして新幹線のホームまでお迎えに行くために
改札口で入場券を買う。
ダーから、メール。
何時何分に到着。何号車に乗ってるよ。と。
待ちに待った、ダーを乗せた新幹線が
いよいよ見えてくる。
もう涙でにじんでる。
そして、新幹線が愛しいダーを運んできてくれた。
ダーはいつもお客さんがみんな降りてから最後に降りてくる。
人目もはばからず
お互い抱きしめあい、
泣きながら会いたかったと言いあう。
しかし、この瞬間から
別れへのカウントダウンが始まる。
１分１秒が愛しい。もったいない。
食事なんか何を食べたかわからない。
お互いに、少しでも長くお互いの顔を見ていようと目を離さない。
デートには
イルミネーションも
可愛い動物も
花火も
映画も
すべて邪魔。
お互い以外は邪魔なのだ。
他の物を見る時間があるのなら、抱き合っていたい。
そして
愛しい愛しい時間は
あっという間に過ぎる。
時計を気にするダーを見るのが嫌なので
私がダーに
「あと１０分で出ないといけないよ」
と伝える。
悲しそうなダーの顔。
そして二人でまた新幹線のホームへ。
「また会おうね」
「愛してるよ」
もうその繰り返し。
ダーも私も涙でいっぱい。
そしてダーを連れ去る新幹線到着。
さっきは連れて来てくれたのに、今は連れ去る憎いやつ。
ダーは新幹線の扉が閉まるまで
私から目を離さない。
昔のドラマのように、
走り出す新幹線をしばらく追いかける。
駅員さんに放送で「危ないからおやめください」なんて怒られる。
一人残されたホームで
私は
ほんと
ゲーがでるほど泣いた。
また会えるだろうか
そんな不安でいっぱい。
これがなんと７年続いた。
辛かった。
でもとてもドラマチックだった。
誰が何と言おうと、二人は恋に恋してさらにお互いに恋してた。
苦しい状況であればあるほど
相手の存在を大切にできる。
「あたりまえ」ではないといつも感謝する。
離れているからこそ、お互いへの思いが募る。
遠距離も不倫もつらい
しかし
だからこそ結ばれる要素がたくさんあるんだと思うのです。
今では出張から帰ってくる私を
新幹線の入場券買ってダーが迎えに来てくれる。
新幹線から降りてくる私を「おかえり」と言って抱きしめてくれる。
「一緒の家に帰れるねえ」
もう遠距離が終わって８年経つけれど
お互いに、一緒にいれることに感謝して大切にしている。
遠距離も
不倫恋愛も
絶望ではなく
ドラマチックなものなのかもしれない。
Love me houseは
恋に頑張るあなたを抱きしめます。
今日も愛に生きるんだ！
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