昨日は、ばーばのかかりつけ医への定期受診日。
朝起こしに部屋へ入ると、ものすごく尿臭がする。
シーツを替え、パジャマとタオルも洗濯に回し、布団を干す。
窓も全開すると、臭いがやわらいだ。
でも、布団もシーツもそんなに臭くない。
あれ?と思っていたけど、病院の予約時間が迫っていたので、原因を追求すること無く病院へ。
血圧も正常。
診察時に先生に
「最近、筋力が弱ってきたからなのか、立ち上がることが大変になってきました。」
「精神的にもネガティヴになっていて、仏壇に向かって、早くそっちに行きたいと言ってばかりいます。」
と、最近の様子を話す。
足の浮腫みを取るために利尿剤を飲んでいるのだが、その影響で脱水気味になることもあるとのこと。
利尿剤を半分の量にすることになった。
あと、やはり睡眠薬も転倒の危険があるので、やめることに。
そして先生がばーばに向かって話しをしてくれました。
「ご主人が亡くなられて寂しいでしょうが、人間は寿命がある限り生きなくてはならない。」
「だったら、寿命がくるまで、自分で自分のことができる方がいいでしょう?」
「自分で立ち上がって、歩いてトイレに行く。」
「立ち上がっ歩かないと、筋力はどんどん衰えてしまうよ。」
「自分のためにも、娘さんのためにも頑張ろう。」
ばーばは神妙な様子で聞いていて
「はい、わかりました。頑張ります。」
と答えていた。
先生、私の気持ちを代弁してくれてありがとう。
ま、数分経つとすっかり忘れていたばーばですが。
家に帰ると、またばーばの部屋からものすごい尿臭が。
どこから臭うんだろう?と臭いの元を探すと、ありました。
ゴミ箱です。
ゴミ箱の中は、いつもの通りティッシュの山だったんだけど、そのティッシュが濡れている。
顔を近づけ臭いを嗅ぐと、クサイ。
またまた想像ですが、こんな感じか。
『夜中に尿意を感じたものの、立ち上がれん。』
『あっ、いいものがあるわ。』
『ゴミ箱を当てがって、そこでシッコしたればいいんだわー。』
こういうところは頭が働くんです。
差し込み式便器の代わりにされたゴミ箱。
まぁ、ゴミ箱にはビニール袋がかぶせてあったので、畳にまで被害は及びませんでしたが。
早々にポータブルトイレの設置を検討します。