台風が過ぎ去ったものの、今日は一日中強い風が吹き荒れていた。
そんな中、なかなか風邪が治りきらないばーばを連れ、病院へ。
朝一で病院へ受診予約の電話を入れると、
「8時50分に来てください。」
えっ?今、受診予約の電話受付開始時刻の8時30分ですけど。
それっ、って感じでばーばを車に乗せ病院へ。
ちょっと、イヤ、随分心配だったが、じーじは一人で家に置いていくことに。
予定通り、早い順番で診察はしてくれたんだけど、
それでも会計を済ますと、9時半を回っていた。
薬局に処方箋だけ渡し、とにかく急いで家に帰る。
玄関のカギは開けられないようにダブルロックをかけてきたけど、
じーじのことだ、何をしでかすかわからない。
病院から家までは、車だと、ものの2~3分。
家に着き、ばーばを車から降ろす前に、玄関を開けると、
ちゃんとカギがかかったまま。
慌てて家に入ると、じーじはダイニングの自分の椅子に座ったまま、
コックリコックリ、寝ていた。
とりあえず、一安心。
でも、この後、10時にはじーじの介護認定調査。
バタバタと片づけ、調査員の方を待つ。
ついさっきまで、爆睡していたからかもしれないが、
今日のじーじは、自分の名前も生年月日も言えなかった。
調査員の人の質問が、理解できないんだと思う。
ただニコニコしながら、調査員の方の顔を見つめ、
時折眠りに落ちていた。
でも、
「足を上げてください。」
とかは、調査員の方の動きを真似してできていた。
一通り、本人と会話をした後、私との話。
「今まで娘さんが大変と感じていらっしゃった、徘徊やウロウロはどうですか?」
「5時に雨戸を閉めるとか、5時にご飯を食べることへのこだわりはどうですか?」
「テレビで見たことが、自分の身近で起こっているかのように話したりされることは、
今でもありますか?」
「汚してしまったパンツ等を隠すことは、今でも続いていますか?」
調査員の方が、今までの資料を元に私に質問をされるが、
一年前はそんなことを大変と感じていたんだなぁと、自分がビックリ。
今ではリハパンが汚れている感覚も、じーじにはナイ。
テレビの内容を理解することも、できない。
あれほどこだわっていた、「5時」という時間も、わからない。
今でも時々はあるけど、徘徊したりウロウロするほど、歩くことができない。
この一年で認知機能の衰えは、随分進んでしまったようだ。
でもね、な~んにもできなくなっても、下の世話が大変になっても、
穏やかな今のじーじの方が、いい。
果たして、介護認定の結果はどうなるのだろうか?
今までは要介護2だった。
特養入所条件の、要介護3にはなるんじゃないか、と思うのだが。