また介護事件 | ひとりっこの両親在宅介護ブログ(施設入所後)

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娘に迷惑をかけまいと、老老・認認介護で限界まで二人暮らしを頑張った両親。でも、遂に限界突破。仕方なく実家に戻ってきて始めた在宅介護。一人っ子のため否応なくやらざる負えない。
平成27年4月じーじは旅立ちました。令和2年1月末、ばーば特養入所しました。

またも、この地方で介護事件が起きた。

今日の夕方のニュースでやっていた。

座椅子に座っていた80歳の認知症の妻を、77歳の夫が「介護食を食べるのを拒否した」という理由で押し倒した。

妻は、食べた物を詰まらせて死亡した。

これ、本当に人ごとじゃない。

日々の介護で疲れている中、頑張って要介護者の為に食事を用意しているのに、食べてくれない。

なんで?

どうして、食べてくれないの?

食べなきゃ死んじゃうんだよ。

何が嫌なのよ⁈

食べなさいよ。

食べろって言ってるんでしょ‼︎

こんなシーン、我が家でも何度も繰り返されている。

突き飛ばしてやりたい衝動に駆られる。

食べ物を口に突っ込んでやりたくなる。

私が行動に移さなかったのは、ばーばの存在があるから。

私を止めてくれる人がそばにいるから。

私の辛さを理解してくれる人が、いつも目の前にいるから。

介護する側と介護される側のマンツーマンだったら、我が家でも事件は起こっていただろう。

こういう事件が起きると、みんなもっと介護サービスを使えば良かったって言う。

でも、どんなに介護サービスを使っても、在宅で二人だけになる時間があったら、事件は起きてしまう。

防ぐための唯一の方法は、施設入所しかないと思う。

介護は孤独だ。

死んで欲しくない。

大切な人だ。

でも、殺してやりたいくらい憎い時もある。

在宅介護に限界を感じ、施設に委ねても、今度はそこで虐待されるかもしれない。

認知症老人はどんどん増えている。

家族の介護力はどんどん下がっていく。

施設は足りない。

介護従事者も足りない。

これからの日本は、どうなっちゃうんだろうね。

新年早々暗い内容でごめんなさい。




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