回想録ですが、数年前に六本木の相席屋で出会ったイケメンの話。


当時20代半ば

俳優の間宮祥太朗さん似

大手企業勤務


美女友と2人で相席屋に行き、男性3人組と相席に。男3:女2で相席スタート。


会話内容は全く覚えていないのですが、他の男性2人がビールかハイボールを飲んでいる中、彼だけ悪酔いしそうな安い赤ワインをひたすら飲んでいたのでワインくん(仮名)とします。


盛り上げ役の2人が会話を盛り上げてくれる中、ワインくんだけダルそうな眠そうな態度。


私達に興味ないんだなーと思い、ほぼ2:2で会話しお腹も満たされたので店を出ようかと


「そろそろ私達帰りますねー」


するとワインくん唐突に


「僕さくらこさんタイプです。連絡先教えてもらっていいですか?」


とみんなの前で私にだけ連絡先聞いてきました。


こういうのってとりあえずみんなで交換して後で気に入ったこに個別で連絡するんじゃないの?


友達と気まづいわ〜と思いながらも交換。


後日お誘いいただき、当時私が月島に住んでいたので昼からもんじゃを食べに行く事に。


その後も何度かデートに誘ってくれたのですが、毎回ダルそう&眠そうなのにお金は全部払ってくれて何を考えているんだろう🤔と不思議ちゃんな感じでした。


4回目くらいでお台場での1日デートに誘われ、その頃には私もワインくんいいな、付き合えたらいいなと思っていました。


この日も、食事も遊びも全部払ってくれて楽しんだ後、夕暮れに砂浜ビーチへ。


告白タイム?!と期待したものの、それは別の意味での告白タイムでした…


「俺黙ってたけど、経験人数100人超えてるんだ」


「…へ?!どういう事?」


「六本木の相席屋で出会ったじゃん。さくらこちゃん達帰った後俺らも解散してそのまま六本木でナンパして持ち帰った」


私はお台場で何を聞かされているんだ?と思いました真顔ここからワインくん、へんな口説きモードに入ります。


数年前の回想なので一字一句正確ではありませんがニュアンスで書きます。


「大体ナンパすると成功してその日にお持ち帰りできるんだけど、経験増えるとこのこはワンチャンいけるかいけないか顔見てすぐ分かるようになるんだよ。

さくらこちゃんはワンチャン無理って思ったし俺が今までナンパしてきて出会った事ないタイプ。

こんなHなしで何度も会ったこ今までいないよ」


なんだこの告白は笑 そもそも告白なのか?

俺散々遊んできたけど、さくらこに会って真面目に目覚めたよと言いたいのか?

ポジティブに捉えたかったけど現実は違った。


「俺人を好きになる感覚が分からなくて…今まで一度も人を好きになった事がない。この人とやりたいはあるんだけど付き合いたいとかいう感覚もない…」


ガーンチーン別に私の事が好きってわけではないのね…


勝手に今日告白されると思っていた自分が恥ずかしい…


「ワインくんにそう言ってもらえて嬉しいけど、私も自分の事好きで自分も好きな相手としか出来ないからさ〜残念だけど」


「え〜こんな頑張ったのにダメなの?今日帰したくない!良いホテルとるからさ!お願い」


「いや〜無理無理」


仮に「好きだ、付き合ってほしい」と言われてもその日にホテル行こうとは思わかったけど、まして「好きではないけどヤリたい」と言ってる相手目の前にしてホテルオッケー👌とはならんでしょ真顔


ワインくんにとって恋愛はゲーム感覚で、私は攻略が難しい無理ゲー。

これは攻略されたら簡単に捨てられるなと思いました。


陽が沈むお台場を背に、夕飯も食べずに帰ろうと駅へ向かう私。追いかけるワインくん。

ここから腕を掴まれしばし押し問答ありましたが、結局「出来ない!」と捨て台詞を吐いて無理矢理1人ゆりかもめに乗りました。


お台場に残してきたワインくん。


あの後どうしたんだろ。


こういう男性も稀ですがいるので、ちゃんと告白されるまで油断出来ないなと思います。


後日談、相席屋で会った時、美女の友達を選ばず何で私だけに連絡先交換してきたかと聞いたら、

美女の友達は彼から見て簡単にワンチャン出来ると思ったそう。

実際、当時の彼女は彼同様、ナンパされたらすぐ着いていってしょっちゅう朝帰りしてくるこだった。(今は結婚して落ち着きましたが。)

それで難易度高い方のゲーム(=私)を選んだわけね。


今週末デート予定の12歳年下神宮寺くんがこのタイプでありません様に🙏