2018年版「このミス」9位、柚月裕子の「盤上の向日葵」を読了本


埼玉県天木山山中で発見された白骨死体。遺留品である初代菊水月作の名駒を頼りに、叩き上げの刑事・石破と、かつてプロ棋士を志していた新米刑事・佐野のコンビが調査を開始した。それから四ヶ月、二人は厳冬の山形県天童市に降り立つ。向かう先は、将棋界のみならず、日本中から注目を浴びる竜昇戦会場だ。世紀の対局の先に待っていた、壮絶な結末とは――!?
日本推理作家協会賞作家が描く、渾身の将棋ミステリー!

(本のデータベースより)

 

このミス選出ということで読んでみたけれど、将棋を全く知らない私でも楽しめる将棋ミステリー

文中の駒の進め方、攻め方はちょっと理解できないところもあるし、向日葵のような母の存在からゴッホの向日葵が出てくるところも強引だし、プロの棋士を目指したことのある刑事という設定も中途半端だし、盛り込みすぎ感が漂ってくる。でもだからと言っておもしろくないわけではなく、続きにが気になって、一気読みしちゃうくらいおもしろく読めて、この作家さんの他の作品も読んでみたくなった。

まぁさすがのこのミス選定ってことかな・・

 

 

盤上の向日葵 盤上の向日葵
 
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