しばらく刑事物にはまって止まっていたけれど、サスペンスの合間に中島京子の「小さいおうち」を読了

昭和初期、女中奉公にでた少女タキは赤い屋根のモダンな家と若く美しい奥様を心から慕う。だが平穏な日々にやがて密かに“恋愛事件”の気配が漂いだす一
方、戦争の影もまた刻々と迫りきて―。晩年のタキが記憶を綴ったノートが意外な形で現代へと継がれてゆく最終章が深い余韻を残す傑作。著者と船曳由美の対
談を巻末収録。
(本のデータベースより)
映画の前に読んでいたら、映画に物足りなさを感じていたかもしれないけれど、映画が先だったから、映像を思い出しながらあっという間に楽しく読めた。
映画で端折っていたところとか、説明臭いところがいい感じで補完できて、今回の読書は映画からで正解だったかな・・
映画では描かれていなかったけれど、ジープのお話がじんわりと沁みてくる・・
映画も本も単独でももちろん面白いけど、この作品は映画&本の両方をお薦めしたい。