【あなたは何者にもならなくていい】

「あの人みたいになりたい」

「なんで自分はこの程度なんだろう」

「いつになったら、もっと変われるんだろう」

「あの人なんか活躍してるな、なんか置いてかれてる気分だ」

そんな風にあなたが思っているなら、

少し長くなるのですが付き合ってください。

SNSで色々な人の活躍が可視化されるようになって、

焦ったり、自分が嫌になったりすることがあるかもしれません。

もし、あなたが

”本当は自分を否定している“

という土台の上に今の願望を持っているとしたら、

どうかその願いを叶えることに頑張らないでください。

断言しますが、その願いを叶えてもあなたは幸せにならないからです。

もたされるのは一瞬の高揚感ぐらいです。

また、あなたにとってキラキラ見えてもちゃんとその人にも闇はあります。

誰かをうらやましく思うなら、

”その人の持つ闇も一緒に”

羨ましく思ってください。

僕の闇の話をします。

僕はお金を稼ぐ才能があったので、

若くしてビジネスをしていてけっこう稼げていました。

最初は大好きなブランドの服を散々買っていましたが、

満足感はあっても、服の数だけ幸せが増えていくわけではないと

感じました。

とはいえ、好きだと思っているので買うのは未だにやめられてませんが、

お金を稼げたことで、関連して傷ついたこともたくさんありました。

まず学校の友達がお金目的に僕にたくさん寄ってきたことです。

ビジネスマン絡みでけっこうたくさん色々ありました。

アイディアの持ち逃げ、お金の持ち逃げ、

そんなのは当たり前にありました。

長くなるので細かいことは書きませんが、

金銭的にも精神的にもけっこう傷つきました。

また、とある有名な人の

マーケティングを手伝っていた時は、

「服部くんは金のなる木だね」

と言われました。

。。。

僕は確かにマーケティングの支援、コンサルティングなどをしているので、

ご最もだと思うし、最高の褒め言葉なのかもしれない。

でも、

僕は金融商品じゃない。

出会いの場で色々話せば、

金の匂いを感じる人は僕を上手く使おうとしてきました。

ありがたいことにそうやって求められるので、

仕事がやってくること自体には困ることはありませんでしたが、

心が拒絶してしまうので、スルーしたり、お断りしたり、

心のシャッターが降りた時点でやることやった上で僕から契約を解除させたり

してきました。

僕は19歳から人に世界に貢献したい思いを持ち始めていましたが、

たくさん(勝手に)傷ついて、あまり人に何かしたいとは

思わなくなっていきました。

したいんだけど、したくないという葛藤です。

心許せるのは昔ながらの友人と動物だけ。

その他、僕は昔から容姿でチヤホヤされてきて、

会う人だったり、飲み屋にいる人とかに

「選びたい放題でしょ、うらやましいなぁ」

「彼女10人ぐらいいるでしょ」

「目の保養になります」

とか言われたりしてきました。

こういうのも本音ではめんどくささしかないですし、

嬉しくもありませんでした。

周りからキラキラして見えたとしても

当の本人には苦痛です。

好きではない人に好かれたら相手の気持ちに応えられないことが苦しいです。

好かれることが多いほどその苦しみが増します。

遊びたい放題を望む人はいいのかもしれませんが、

僕は望んでません。

だから苦しいだけでした。

恋愛でも映画にでもなりそうなキツイ経験をしました。

自分なりに心の負は解消してきましたが、

完全にゼロになるほど癒きることなんてないと思います。

特別扱いされるとどんな嫌なことがあるかわかりますか?

孤独を感じやすくなります。

学生時代も普通に輪に入りたかったのに、

特別扱いされて、普通に馴染めないという寂しさも経験しました。

そういうのもあってなのか大人数の場が苦手です。

だから特別扱いされてきた人、あるいは今されている人は

特別扱いされてきた人たちとだけ付き合うようになります。

(あなたが憧れている人がいるならその人もそうしてませんか?

有名な人は有名な人とだけつるんだり)

経営してお金をたくさん持っている人、

類稀な才能を持った有名人

などと付き合ってきましたが、

でも彼らも闇を持っていました。

でも、その闇は表には出しません。

闇を表に出したいと思っていなかったり、

そのメリットを感じていないからです。

だから有名な人たちってけっこう光の面しか見せません。

僕は有名人ではありませんが、

僕は僕で人からチヤホヤされて、どこいっても大抵特別扱いされてきましたが、

それ自体を幸せに感じたことは一度もありません。

特別な”面”があったとしても、

他の面は普通で平凡な人間です。

苦手なこともたくさんあります。

エクセルとか未だに機能よくわからないし、

年明け早々にAir pods pro2を洗濯してしまいました。

ごちゃごちゃした場所が嫌いなのに部屋は散らかってしまいますし、

信じてはいけないとわかっている人も信じようとして痛い目見ます。

特別扱いは表面的な自信になるのかもしれませんが、

いつもされているとただの日常でしかなくて

何も感じなくなります。

それどころか虚しさもたくさんあります。

大スターが自●してしまうのも孤独が関係しているケースが多いです。

このように

チヤホヤされたり特別扱いされたり、

たくさん稼いだり、

メルマガ読者やフォロワーやファンが増えたり、

何かしらのスキルなり外見なり、

あなたが今より良くなろうと思ってなったとしても、

あなたが追いかけた光を手に入れた分と

同じだけの闇が待っているだけです。

あなたが今の自分をコンプレックスに思っていても、

今のあなただからこその良さが絶対あります。

だから何者でもない自分をコンプレックスに思って

がんばるのだけはやめてください。

絶対にその先に幸せはありません。

かえって苦しみが増えます。

稼いだっていいけど別に稼げてなくたっていいんです。

普通に生活できているなら

「大して今稼げていなくて嫌」という思いを

土台に稼ごうとしないでください。

特別な才能があってもいいけどなくてもいいんです。

「何の取り柄もない自分が嫌」

という思いを土台に努力しないでください。

付け足せたら自分を認められると思うかもしれませんが、

努力するほど自己否定が行われており、

意識の深いところでは

自分を嫌いになって言ってるだけです。

結果的に称賛されることはあっても、称賛なんてなくてもいいんです。

だから無価値感という土台から称賛を求めないでください、

その土台から人の役に立とうとしないでください。

自己犠牲に走って、最終的には怒りがわくだけです。

「自分を変えたい」

「人生を変えたい」

「変えたい」

と思うのは

あなたがありのままの自分、

ありのままの人生を嫌っているからです。

嫌っているものに蓋をしてプラスだけ

塗り重ねようとしてもそうはいきません。

どんなにプラスを塗り重ねても残るのは虚しさだけ。

どんなに何かを手に入れても、すぐそれは日常と化して、

幸福感なんて積み重ならない。

僕は無自覚な自己否定もたくさんしてきたと思います。

自己否定を含め、たくさんの傷が自分の足を引っ張ってきたと感じます。

闇を見ないまま、負を理解しないままプラスを上塗りしたところで

意味がないとわかっているので、

だから今は表面的なプラスは追わない人生を送っています。

何かを手に入れるのがダメとかそういう話ではなくて、

今の自分、今の人生を嫌いながら

何かを手に入れたとしても、

何者かになったとしても、

そこには何の幸せもなく、

闇に蓋をしたまま光を増やそうとしたら、

苦しみが大きくなるだけ

とわかっておいてほしいです。

僕には子供はいないけど、

あなたに子供がいるならば、

子供に

「何者かになってほしい」

だなんて思わないのではないでしょうか。

あらゆる面ひっくるめて、

たまにムカついちゃうとしてもそれもひっくるめて

「愛してる」

のではないでしょうか。

だからそのような思いを同じように自分に向けてあげてください。

子供がいなかったとしても、

あなたが大好きなものと同じような思いを

あなたに向けてあげてください。

僕は過去の傷が疼いて、

自分の力を人に対して出したくなくなっていきました。

だから自分をいつも見つめて、

封じ込めてる愛をもっと出せるようになりたいと思っています。

幸せになるのは、

何かを手に入れることではなく、

愛することにあるからです。

何かが手に入るのはその副産物であって、

愛することなしに手に入れることを目的にしても幸せにはなりません。

偉そうに色々書いたかもしれませんし、

自慢話にしか聞こえなかったかもしれませんが、

本心です。​

AIだのなんだの言われる時代ですが

とにかく焦らないでください。

自分を無理やり変えようとしないでください。

時代に無理やりついていこうともしないでください。

あなたは自分を変えたいのですか?

それとも幸せを感じたいのですか?

あなたは時代についていきたいのですか?

AIを使いこないしたいのですか?

それとも幸せを感じたいのですか?

人生にプラスばっかり付け足そうとするのでもなく、

目的と手段を混同してしまうほど焦らず、

今の自分、今の人生をもっと好きになってください。

そのためには、

大嫌いなところを優しくそっと気づいてあげてください。

ジャッジせずその痛み、苦しみを認めてください。

裁かず認めていれば、受け入れられるようになります。

あなたはあなたで、

僕は僕で、

たくさん傷ついてきたと思います。

僕は苦しかったけどたくさん傷ついてこれて良かったです。

なぜならその傷は人生の喜びや感謝をより気づかせてくれたり、

その傷があることで人生に彩りが増し、

傷に向き合うことで、同じような傷を持つ人を理解することが

できるからです。

誰のことも理解できない人生なんて虚しいだけ。

だから

あなたの中の闇も

あなたが憧れる人の闇も

見ていない部分がたくさんあるから、

まず自分の闇から理解して少しずつ抱きしめるられるようになってください。

僕自身そうありたいし、そうなっていけるように生きていきます。

あなたに少しでも何か伝われば、これらの闇を抱えてなおよかったと思います。

光ばかりがより注目されてしまう時代だからこそ、

闇もあなたに分かち合い、幻想から目覚めたり、

あなたの孤独、痛みが少しでも癒えてくれれば嬉しいです。

(*色々書きましたが、

存分に僕のこと利用したり、何かあれば頼ってください。

褒めたい時には褒めていただいて大丈夫です。

同じことにはもう傷つかないし、

無理やり役立とうともしません。

ありのまま生きて、

自分の存在や才能を求められる分には歓迎ですから。

あまりに口説くてひどい長文乱文失礼しました。

最後まで読んでくれてありがとうございます。)