混乱が解けないままユキの家へ向かった俺。
途中、何度も「バックレ」を考えながらもユキが住む町の駅に着いた。

駅にはユキが迎えに来てくれていた。

「待ってたよ❤」

ユキは食事の買い物をしてくれたのだろう。
スーパーの袋を持って立っていた。

駅からユキの家まで5分・・・何を話したかは覚えていない。
俺は「今日、ユキとSEXするのか?本当にできるのか?」だけを考えていた。

ユキの家に着いた。女の子らしい雰囲気のワンルーム
・・・ベットの位置を無意識に確認してしまう。。。

「とりあえず何する?ゲームでもしよっか?」

言われるままにゲームをする俺たち。
それでも俺の頭の中は数時間後に訪れるであろうユキとのSEXのことで頭が一杯だった。


当然ながら俺は童貞じゃない・・・
今までにも恋愛はしてきたしSEXもしてきた。
初体験から数回は心臓バクバクだったが、
当時はもうSEXにも「慣れ(?)」「経験(?)」のようなものもあった。


それなのに・・・なんだこのドキドキは・・・


「ちょっとトイレ行って来るわ~」

俺は落ち着きを取り戻そうとトイレへ向かった。

ユキの部屋はユニットバスだった。
トイレとシャワー・・・ユキのリアルな生活が感じれた。


もう限界だった・・・

部屋に戻った俺はユキにキスをした。

もう限界だった・・・「愛情」なのか?「性欲」なのか?
どちらか分からないが自分を抑えることができなかった。


一瞬、戸惑っていたユキも俺を抱きしめてくれた。


そして



そのまま



ユキとベットに入った。。。。


今までにないような感覚だった・・・



上手く表現することはできない。。。


だか確かに・・・ユキを愛していた・・・


「人は外見なんて問題じゃないよ!中身だよ!中身!!!」
などと綺麗事を言うつもりは全然ない。


だが「デブ」という「見下し」は消え
「ぽっちゃり」という「愛情」に変わったのは確かだ。



自分で自分を納得させたのだ・・・
「太ってたってイイじゃん!!」と・・・


こうして俺はユキと正式に付き合うことになった。

・・・


だが、全てが上手く行くわけはない・・・
ユキとの恋愛で俺は様々な問題に直面することになった・・・