こんにちは。

今日は仙京の第一武神、君吾について。

(こちらはアニメ、小説全巻にわたっての 

ネタバレです)



●君吾って誰?

仙京の第一武神。天界のトップとして君臨し、

この世界を守ってきました。

しかし、彼こそが白無相であり黒幕でした。



謝憐にも思いやりを持って接していて、

頼れる存在かなと思っていたら、実は謝憐を

苦しめてきた彼こそが黒幕でしたガーン

なぜ、そんなことを…とかつて烏庸国の国師

だった梅念卿に尋ねます。


君吾はそのような経緯を持った人でした。

・彼は烏庸国の太子だった。

・とても優秀な人で飛昇し、他の神官たちを

圧倒する素晴らしい存在に。

・梅念卿と他3人の国師はともに飛昇。

・しかし、夢の中で火山噴火が起こり、烏庸国 

が滅びることを知る。

・それを知った他の者は他国を攻撃して、

領土を広げようとするが、それをやめさせ、

天に橋をかけて人々を天界に避難せようと

法力で橋を作り始める。

・しかしそれ以外のことはできなくなり、

人々の祈願も叶えられず、信者が減っていく。

・ある日、本当に噴火が起こり、人々が

橋に詰めかけるも、人の重さに耐えられず、

橋は崩壊。

・人々はマグマの中に落ち、烏庸国はマグマに

のまれ滅亡してしまう。


橋を作っている間、信者も減り、王族たちの

反対にもあい、神官の助けも得られず、

彼は孤独と戦いながら橋を作っていたのですが、

それも無惨に壊れて民たちを救うことが

できずショボーン


なんと、その後、神官たちがやってきて、

食料や薬を避難民たちに分け与え、感謝される

ことになります。


つらいですよね。

君吾は本気で助けたかったから、命を削る

思いで橋を作っていたのに。

ことが起きた後で、のうのうと現れ、食料を

配っている神官たちが感謝されるなんて。


もともと、「これは天命であり、神は無力」と

したら、他の神官と同じように君吾もしていたら

さすが烏庸国太子として感謝されいたんだと

梅念卿が言うと、


その話を聞いていた花城が

「その時になってようやく気づいたのか?

最初から気づくべきだ。人を救うために

肉を一片割けば人は感謝する。しかし、

割けば割くほど人はもっと欲しがるようになる」

「人が白骨になるまで割いても人は満足しない」


なんていうんだろう、欲望が渦巻く鬼市にいる

鬼王だからこそ言えることかもしれないです。


ここで、思い出すのは、千秋が芳心国師にした

質問です。

この質問、本当に秀逸というか。


芳心国師が2人が食べ物が欲しくて争って

いたらどう止めるかという質問に、

争いを止めたければ、食べ物を与えるしか

ないと教えます。


しかし、千秋がそれでもまだ欲しいといったら

という質問に、あなたはどうするかと言われ、

千秋は「はじめから関わらない方がよかった

のかも」と言います。


与えてしまうと、人は相手のことなんか

考えずに欲望を剥き出しにする。

それが叶えられないと最初は感謝していた 

とのの、どうして?と軽蔑し貶める。


そんな状況を君吾は体験してしまいました。

それでも、烏庸国を救いたい彼は、

止まらない噴火を止める策を打ち出します。

でも、それはやってはいけないことでした。


今日はここで一旦終わります。


君吾も人を救いたいという純粋な気持ちを

持った人だったんですよね。

力があるばかりにありったけの力を、

皆のために注ぎこみました。


結果だけみて人はあれこれ言ったりします。

それって経験ある方いませんか?

ここまでくるのにどれほどだったかなんて、

そんなのやってくれて当たり前だろ?

みたいな感じで関係ない。

それってこの社会にも 

たくさんありますよね。

純粋で一生懸命な人ほど、この状況に似た

体験をされた方もいるんじゃないかと思います。


続きはまた近日中にウインク

お読みいただきありがとうございます。