森の中からやってきた一羽の蝶。



あまりの美しさに目を奪われる。





蝶は自身の羽を見ることが叶わないから

その輝く色に気づくことはない。




でも、

自分の偉大さを

当たり前のように感じているはず。




その概念すら湧かないほどに

なんの迷いもなく。






姿形があることの奇跡



命というこの上ない眩さ



出会えただけで胸躍る存在





蝶が


魅せて


教えてくれる。





私たちもそうだよ、と。





私たちは

美しいんだよ。




自分では

そう見えなくても

間違いなく素晴らしいよ。




誰かにとって

宇宙にとって

ほんとに大切なんだよ。




そして、なによりも

自分自身にとって

最高の存在なんだよ。




ほんとうに。