何かに行き詰まったり悩んだりしたとき、
過去の自分を振り返って気付くことがあります。
我が子は、幼稚園に行きたがりません。
毎日車に乗せるのも一苦労で、やっと到着したと思えば
幼稚園の入口で泣き、「行かない!!」としがみ付いて離れません。
先生はきまってニコニコとやってきて、全力でママにしがみ付いた小さな指を、
一本一本引き剥がすようにしてママから分離します。
そして、採れたての大魚と化した我が子が先生に抱きかかえられて行くのを
見送ります。これが朝のルーチンです。
3歳までは自分で育てたいと決めていたので、
確かに社会デビューは遅めでした。
けれどもそんな子は他にもたくさんいます。
理由を聞けば、「ずっとママと一緒にいて、ずっと
おうちで遊びたい」の一点張り。
幼稚園には何の問題もなく、オンラインで様子をチェックしても
本当に楽しそうにしています。
自分が幼稚園児だった頃、
先生のことが大好きで、幼稚園に行きたくないなんて
一度も思ったことがありませんでした。
いや、本当にそうだったのだろうか。
記憶の糸を探っていくと、思い出したのです。
確かに、幼稚園に行きたくないと思ったことはありませんでした。
けれども、内心「面倒だ」思うとは多々ありました。
「子供だから仕方ない」と悟って、不平を口に出さなかっただけです。
周りのみんなが楽しみにしている芋ほりも、全然行きたくありませんでした。
まず体操服に着替えるのが面倒だし、
手が汚れるし、虫もいやだし、
誰かが収穫して、洗ってふかしてくれたお芋を
食べるだけの方が良いと思っていました。
遠足も行きたくありませんでした。
遠くまで行くのは面倒だし、バスにも酔うし、
とくに山登りやピクニックだったりすると、
皆と一緒にアップダウンの道をたくさん歩かなければならず、
疲れるので嫌でした。
小学校も、中学校も同じでした。
仕方ないので周囲に協調していただけです。
さらに、母親のことが好きすぎて、
母親を悲しませたくないという思いが強すぎる子供でした。
我が子は、自分が嫌なことを嫌だときちんと伝えてくれます。
一人の人間が生きていく上で、とても大切なことだと思うのです。
心配するより、その勇気と成長を褒めてあげたいと思います。
ママが大好き。
でも自分の気持ちも大切。
我が子の真っすぐな成長を誇りに思います。