旦那さんの連休2日目だった2日目、ちっちのお洋服を片付けました。

片付けたといっても、ちっちの物(お洋服とタオル、シーツetc)が全部入っていたチェストから、ずっと前から用意していた大きな衣装ケースに移動させただけなんですが…。

もうすぐ10回目の月命日。
一周忌の頃には、タマはもう生まれてると思うので、一周忌法要は来月には行う予定です。

だけど、未だずっと、ちっちの物を片付けられずにいました。
ベビースイングやオムツ捨てるゴミ箱とか、全く使わなかった調乳道具や哺乳瓶は、早くに片付けたんです。
だけど、ちっちが使ってたタオルや着ていたお洋服は、匂いもミルク跡も残っていて…何だかちっちを何処かに閉じ込めるような気持ちになってしまって、どうしても片付けられませんでした。

ちっちがお空に還る時、女の子だから出来るだけたくさん入れてあげたかったんだけど、あんまりたくさん物を入れると焼き切るのに火力を上げないといけないらしく、赤ちゃんの骨に影響があると断られてしまい……。


たった生後5ヶ月の内に、我が家で1番の衣装持ちになったちっち。
女の子のママになるのが夢だったから、張り切って80cmの服まで用意してしまって。
だから、1度も着てない服もたくさんありました。

次の子に着せようという気持ちはどうしても起きず、それがまた、ちっちと次の子(性別が分かる前は余計に)を区別する罪悪感を煽り…。
時々、怖いもの見たさの様に引き出しを開けては、見て、匂いを嗅いで、ちっちを思い出して泣いて……。


でも、ずっとそのまま置いておくわけにはいけないと、昨日やっと気持ちを奮い起こして取り掛かりました。
昨日で8ヶ月も最終週に入り、そろそろ本当にタマの物も揃えてあげなくてはいけません。
ちっちの物を着せたくないんなら、本当に1から買い揃えなきゃいけないし(性別も、季節も違うし)…そして、ちっちの物だったチェストに収めてあげなきゃ…そう思って。


何より、昨日は旦那さんがお家にいたので。

旦那さんは手伝うでもなく、ソファで「はじめの一歩」読んでましたが(笑)、私が「コレ可愛かったね」とか、途中ベソっとしたりすると、その度傍に来てくれたり抱っこしてくれたりしました。

一緒に片付けたら、本当に遺品整理になってしまって余計に辛い作業だったかも知れないです。
そこまで考えてたかは分からないけど……。

1枚1枚丁寧に畳み直して、ケースに移して行くと、本当に記憶以上の数。
凄く似合っててヘビロテしてた物もあれば、毎日撮ってたはずなのに、写真にも残ってないのもあって…。

やっぱり、いろんな事を思い出します。
写真じゃない、記憶に焼き付いているちっちの姿。入院した日から2日ほど着ていて、洗っても何となく病院くさいお洋服もあるし…。

だけど、自分でも驚いた気持ちの芽生えもありました。

ちっちに似合っていたお洋服、タマが着たところも見てみたいな…って。
残念ながら(?)タマは男のコなので、着られる物はそう多くないけど…やっぱりちっちの姉弟だから。

お姉ちゃんのお下がりも着せてみたいって、ちょっとそう思ったんです。

ちっちの存在が塗り替えられるようで、肌着1枚嫌だと思っていたのに…ちっちの居場所がどんどんなくなって行く様で、タマの物がなかなか買えなかったり…。

実は、そんな自分に悩んだり不安になったりしてたんです。

きっと他の天使ママさんは、新しい命も亡くした子と同じ様に慈しんで育んでいるって思って。

それなのに私は、どっちも自分の子なのに、ちっちばかり可愛がって。
手作りする物もちっちの物ばかりで……。

だから、タマがちっちのお洋服を着る…それを望めた時、目が覚める様な気持ちでした。

どっちも特別、どっちも大事、どっちも同じ。
気づくのが遅過ぎたかも知れないけど…人に言われるでもなく、自分自身でそう感じたのは初めてでした。

ダメな母親ですね……。
でも、自分で気づけて良かった。

ちっち、タマ、こんなママでごめんね。

ゆっくりだけど、他のママたちみたいに頑張るからね。