久々妄想物語です。
最近私のブログを見始めた方はご注意ください。笑
簡単に言うと、私が勝手に作り上げた妄想ストーリーを掲載してます。
相手を向井さんに見立てて書いているので、そういった類のものが苦手な方はこれ以上進まないようお願いします。
読んでしまって気分を悪くされても責任は取れませんので…。
ちなみに今回は、ハチクロの真山イメージで以前書いていた、後輩編という完結ストーリーの番外編になります。
二人がくっつくまでの話は、以前のブログ参照で…。
私が妄想物語を書く上でいつも気にしているのが、名前。
これまではできる限り、相手の女の子の名前を呼ばせないようにしてきましたが、ちょっと今回そういうわけにも行かず。
ちょっと自分に置き換えての妄想がしづらいかもしれませんが、名前設定してしまいました。
ハチクロ真山イメージなので、お相手の女の人の名前は『理花さん』になってます。ご了承くださいませ。
それでは。
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とてもよく晴れた日曜日。
桜木町の駅を降りると、目の前には気持ちの良い青空と大きな観覧車。
それだけで私の心はウキウキと飛び跳ねていた。
観覧車の中央の時計は12:05を表示している。
線路の信号機故障があったようで、待ち合わせの相手は少し遅れていた。
自分のせいではないのに、すまなそうに遅れる旨をメールしてくるあたり、彼らしい。
もちろん私は怒ってなんかいなかった。
「せんぱーい!!」
聞き覚えのある声に振り向くと、こちらに向かって走ってくる人の姿。
「すみません、待ちましたよね」
私は放っておくと緩んでしまう頬に力を入れて、わざと少し怒ったような口調で言った。
「もぉー、遅いよ。それに、会社以外で私のこと『先輩』って呼ぶのやめてって言ったでしょ?」
「あ。そうでした。すみません、『理花さん』」
すみませんといいつつ満面の笑みの彼。
その笑顔につられて、ちょっと怒った振りをしようとしていた私もつい頬が緩んでしまった。
きっとそんな私のことも彼はすべてお見通しなんだけど。
「いきましょっか」
「うん」
手をつないで、私たちは歩き出した。
彼の名前は、向井理くん。
私の会社の後輩、兼、恋人。
「それにしてもこの間はびっくりしましたよー」
「なにが?」
「理花さん、いきなり会社で俺のこと名前で呼ぶんだもん。みんな一瞬わかんなくてきょとんとしてましたよ」
「あー…あれね…」
「おかげで俺らのこと知らなかった人にもバレちゃうし…」
「いいじゃんー。悪いことしてないし」
「あ、前から来るの課長だ」
「え!?」
とっさに手を離した私を見て、彼はおかしそうに笑う。
…騙された。
「もぉー!!」
「さ、ご飯食べに行きましょ。『先輩』」
「だから、先輩って呼ばないでって言ってるでしょー!」
付き合うまで知らなかったが、彼の性格は間違いなくS。
そうやっていじられるのも、嫌じゃない自分がいるんだけど。
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そうして着いたのはランドマークタワーの1階にあるイタリアン。
今日は彼の地元、横浜を案内してもらうつもりだった。
「理花さん、横浜はあんまり来たことないんですよね?」
「うん。ここも仕事で何度か来たことはあるけど、ちゃんと観光したことはないなぁ」
「じゃぁ、今日はベタな観光スポット巡りにしましょうか」
「ベタって?」
「まず、ここを出たら、観覧車に乗って…」
「観覧車?」
「嫌ですか?」
「ううん。乗りたい」
駅を降りてすぐ目に入った観覧車。
まさかあれに乗れるようなデートが今後あるなんて、彼と付き合う前では考えられなかった。
観覧車に乗って、子供のようにはしゃぐ私。
彼も私に負けないくらい、はしゃいでいる。
一緒にいて、こんなに楽しくて、こんなに自然体でいられるなんて。
観覧車の一番上で、誰にも見つからないようにこっそりキスをした。
その後も彼は、赤レンガ倉庫や山下公園など、名前は知っていても行ったことのなかった場所へ私を連れて行ってくれた。
「いいでしょう、横浜」
「うん、すごくいい」
少し日が落ちてきた午後6時。
「じゃぁ次は…ちょっと戻るんですけど、俺のお気に入りの場所」
そういって彼が連れてきてくれたのは、大さん橋。
屋上デッキの入り口で彼は私を制止すると言った。
「こっから先は目を瞑って」
言われたとおりに目を瞑る。
「足元、段差はないけど、気をつけて」
彼に手を引かれゆっくりと足を進めた。
しばらく歩いたところで、彼は私の後ろに回って肩を抱き、方向を変えさせる。
「はい、いいですよ。目開けて」
「うわぁ」
目を開けるとそこには、美しいみなとみらいの景色が広がっていた。
ランドマークタワーも、今日乗った観覧車も見える。
「きれい」
「俺のお気に入りの場所。気に入ってくれた?」
思わずこぼれる笑顔と共に私は大きくうなずいた。
「今度は、理花さんの地元にも行ってみたいな。理花さんのお気に入りの場所とか」
「でも、うちの地元、田舎だし。横浜みたいに見るものなんて、なにもないよ」
「理花さんが生まれ育った場所を見てみたい。それに、ご両親にも、挨拶したいし」
「え?」
思いがけない言葉に、振り返って彼を見る。
「俺、まだまだ頼りないし、今すぐってわけにはいかないですけど。でも、理花さんとの将来、ちゃんと考えてますから」
夕日で赤く染まる彼の顔。
言ったあとに少し照れくさくなったのか、目を伏せる。
その表情があまりにもかわいくて、嬉しくて、彼の手をしっかりと握った。
「ありがとう」
今まで何度言っただろう。
きっとこの人とだったら幸せになれる。
そんな確信を持てた気がした。
「じゃ、横浜のシメに、中華街でも行きますか!」
いまだ照れ笑いが続く彼がどうしようもなく愛おしい。
「だめ、もうちょっと」
彼をぎゅっと引き寄せて耳元でささやいた。
「ダイスキ」
「俺も、大好きです」
END
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以上!久々だから?イマイチな出来でスンマセン。
とりあえず幸せそうな二人が書けたらなぁと。
大さん橋がお気に入りなのは、誰でもない私です。笑
ちなみにこんな景色♪
クリックしてアップにして見てね~。
ちょっとこの日は曇ってたので残念ですが、晴れてるときとか夜景とかめっちゃきれい!
大好きな場所です☆
今日はコメ返しもみなさんへのブログへのお邪魔もできず申し訳ない。
(CPRMの話とか、明日返します!!ごめんなさい)
ウルルンの再放送が決まったみたいで嬉しいですね!!