私の家は、森の中。雪に埋もれています。
私道なので除雪車が来ません。

私は基本的に、この森の中では絶対にバックしないと決めています。自爆防止です。笑
森はまさにダートコース。
道なのか道じゃないのか、雪まみれでわからないのです。

前方にワゴン車。
相手方が5mくらいバックすれば、広い路地があるので、私はひたすら待ちました。
が、お相手はこの森の中をあまりご存知じゃないようで、前進してきます。

しばし、にらめっこ。(^^;;
 
やっと相手がバックしてくれました。
あまり運転はお上手ではないようで、5mの真っ直ぐなバックなのに、右へ左へとよろよろ。

ほっ。

その後、走り進めると、森の中制限速度20kmなのに、カーブでものすごい勢いで対向車が!!
(この森の中でスピードを出す人は、だいたい森の中に住む人ではないのです。)

正面衝突を避けるため、必死で慌ててハンドルを切り、逃れたと思ったら、凍結していたため、私の車は左前輪がハマりバック不能。∑(゚Д゚)

降りて見ると、後輪が浮いてます。

対向車の軽自動車からおじさんが降りて来て、
「この車でも(四駆ってこと?)、滑りましたか〜〜」と。

滑ったんじゃないです。あなたを避けたんです! 
私は怒り心頭です。

「引っ張ってみるか〜。知り合い呼んでみるよ。」と、誰かに電話していました。

私の車、軽自動車で牽引して動くわけがなく、しかも、道路が凍結しているので、二次災害になりかねません。

なのに、
「(車の下方を覗いて)あそこに括り付けて引っ張ってみっか〜」   
ええっ?!そこ引っ張るとこじゃないし(゚Д゚)

「左側(脱輪の前方)の木も切ってみっか〜」 
なぜ?木を切る?

好き放題なことを言ってます。

「JAF呼びましたから。」

(お願いですから、素人は何もしないで下さい!(^^;;)

JAFは、2時間半待ちと言われ、
「家まで送りますから、家で待ってれば?」とおじさん。
でもJAFの方が到着されるときに、再び歩いて事故現場に来れません。

おじさんの連絡先を聞き、おじさんは去り、1人、車の中で待つことにしました。

でも、1時間くらいで到着してくれた、女神、いや、男神?JAF様。(^ ^)

車両への故障・傷など賠償責任を問わない旨の書面にサインし、どうやって作業されるのか、ドキドキしながら、様子を見届けましたが、それはもう、丁寧に、丁寧に、手際よく作業されます。
さすがです!!!
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思いの外、右前方がハマっているため、まずは、右側へ横に牽引、そして、後ろへ牽引する旨、説明がありました。
凍結しているので、牽引しながらJAF車が滑っています。すかさず滑り止め砂を撒かれていました。

「寒いですから、車の中にいて下さいね。」
心の動揺を落ち着かせて下さるJAFのおにいさん。

いつも思いますが、JAFの方は、技術力もさることながら、いろんな言葉をかけてくださる人間力がすばらしいのです。
JAFの方って、どんなコミュニケーション力の勉強されてるんだろう?と頭が下がる思いです。

もし、私もスピードが出てたら、1メートル下に、車ごと落ちてたとのこと。

「まずは、怪我がなくてよかったですね。」

仏様のような、JAFのお兄さんのお言葉。
オロオロしていた心がすっかり落ちつきました。

パンクを恐れていましたが、タイヤも元気で、意外に車に傷はなく、その後、ディーラーへ連絡して、車軸など諸々点検してもらうことに。
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ウルトラマンのように、颯爽と去って行かれました。感謝♡