幸いにもゴルフ場での事故 の経過がよいため、
無事だったお礼も兼ね、お盆に行けなかった
東京 白金にある主人の家のお墓参りに行ってきました。
初めてこのお墓に訪れたときは驚きました。
「お墓が白金って・・・」
シロガネーゼと呼ばれる素敵な女性が行き交う外苑西通り。
町の名前、白金にちなんで別名「プラチナストリート」というらしい。
(・・・なんと素敵なネーミング!)
このストリートを一歩右に入ると、しょうしゃな邸宅街が広がり、
聖心女子学院と東京大学医科学研究所の広大な敷地に
囲まれています。
ともに旧大名屋敷跡地らしく、樹木が多く、個人の住宅の庭も
手間をかけて、町の景観を保つ風情ある雰囲気です。
蜀江坂を登っていくと、寺院らしくない、竹垣をめぐらした、
一見、隠れ家風の料亭を彷彿されられる門構えが目的地。
会津藩主松平容保の忠臣・萱野権兵衛が眠るお寺なんだそうです。
中に入って左手に進むと、主人の家のご先祖様がいます。
周りを見渡しても、墓石の数より樹木や草花の方が多く、
枝間を通して石塔が見え隠れしていて不思議な空間です。
出羽米沢15万石、上杉家の江戸での菩薩寺なんだそうです。
へぇ~。
入り口の近くに、大名墓ではないのですが、石碑があります。
戊辰戦争のときに、会津藩の国家老を勤めた
萱野長修(権兵衛)の石碑だそうです。
写真をよ~く見ると、「萱野」ではなく「菅野」になっています。
ネットで調べてみたところ、先代住職のミスなんだそうです。
厳粛な雰囲気の墓地で、背筋を正して出口へ。
ここは江戸時代・・・?白金はミステリアスです。