8時間に及ぶ手術が終了しました。

私が目を覚ました時にはまだ手術室でした。

突然、身体は動かず 声が聞こえますが目は開けれません。

意識だけは戻ったという感じでした。

ハッと声が聞こえ…
息をしようとしたのですが上手く行きませんでした。

喉に違和感が…
息が…
苦しい…
喉が苦しい…息が…息が…

助けて!!

ハァと口で息をしようとしたのですが上手くいくときといかないと時がありました。

息をしようとしたせいで喉が動き喉にまたすごく違和感がありました。

目が空けられない、身体は動かない 声は喉の違和感のせいで出せれない。

すごく怖くなりました。

助けて!!何度も思いました。

喉に管が入っており それを先生たちは バタバタと処理をする音が聞こえ その後に管が抜けました。

息ができる!!

その後 また意識が曖昧になり 次に目が覚めた時は 旦那や姉 母親の顔がありました。

ストレッチャーで運ばれながら…

旦那は「お疲れ様!終わったよ!頑張ったね」

母と姉は「先生が頑張ったって言ってたよ」

と声をかけてくれていました。

朦朧としたなかで…

終わったんだ…

と安心した瞬間
寒い…寒い寒い…ガタガタと勝手に身体が震えていました。

また、ハッと気がついた時には 病室にいました。

さっきまで 寒い寒いとガタガタ震えていたはずが 今度は暑さがきました。

身体には電気毛布がかけてあり、その温度が最高になってました…

暑いはずです…

どんな手術だろうが 手術後は体温が低くなるらしく身体を温める為の処置です。

電気毛布を取ってもらい、また眠っていました。

母と姉がバタバタと帰っていき、個室なので 旦那は その日は泊まってくれるとこになりました。

病室な静になり2人の時間になりました。

麻酔からやっと覚め

もともと、腰が悪いので真っ直ぐ寝るのは苦手で真っ直ぐに寝ている事に苦痛を感じてきてしまい、体制を変えたくもがいていました。

旦那が気が付き、看護士さんを呼び 体制を変えました。
体制を変えても痛いし苦しくまだベストポジションにならないので右や左とモゾモゾと動いてその度に 旦那が支えてくれたりしていました。

その時に気が付いたのですが、身体には 管やら線や
いっぱいでした。

導尿をしている管 腹水などを抜くための管 胸に心電図の線が 背中からは傷が痛まない為の麻酔の線が 手には点滴が…鼻の下には酸素の管が…いっぱいでした。


喉が乾き 水を飲んでいいかの許可をとり水を飲みました。

病院によると思いますが、私がいた病院では 意識がしっかりして入れば 3時間ぐらいたてば水をのんでも良いとなっています。


喉が凄く乾いていたのもあり 少し口に含み飲み その瞬間は嬉しかったです。

その時に初めて声を旦那にかけました。
「ありがとう」

………………?!

声がカスカスです!

話をしようとすると喉が空気が漏れているみたいになりカスカスの声になっていました。

ほとんど声が声になっていないような状態です。

手術の時に入れていた管が私が意識を取り戻していたので喉が動き傷つけてしまったのです…

お喋りが好きな私にとってはショックでした。

その後は声がカスカスすぎて、看護士さんになかなか聞き取って貰えなく 旦那とも話せず、悲しい思いや大変な思いをしました。