私の大好きな人は

パッヘルベルの「カノン」が好きで

携帯の呼び出し音が 

いつも この曲でした。


「なんか かわいい曲だな~ハート


って 聞きはじめのころ 思ってました。


たくさん

たくさん

いろんな カノンがありました。


うれしい カノン

やりきれない カノン

鳴らしても 鳴らしても

エンドレスで流れる
 カノン

せつない カノン

ワクワクが止められない カノン

涙の カノン

息をきらせた カノン

きらめきの カノン

絶望の カノン

感動の カノン


全部 同じ「カノン」なのに

いつも 違った音をだしていました。


いま聴くカノンは いつも同じ音です。

とても やさしく

ず~っと そこにあって

やさしく 両手を広げてくれている
 カノンです。


とてもやさしい 音色


そして、今日、本当のカノンをききました。

オーケストラの。


私の前に 開かれた カノンの音は

調和のとれた すばらしく美しいものでした。





これだったのね天使の羽




はじめから この音ではありませんでした。


その輝きは 秘めてたけど

はじめから こんな音じゃなかった。


はじめから この音が聴けたわけじゃない。

この曲が うとましく 憎たらしいときもあった。


そのすべてが 必要だったかと 問われると

正直 うんと言えない自分もいるけれど、

美しく輝いた この「カノン」を聴いていると

それらのすべてが 

やさしい音色で包まれた オーケストラになりました。 


こんなすばらしい曲を 大好きな人はずっと好きだったんだな~。


なんか ロマンチックハート


いま カノンが必要な すべての人にはーと


読んでくださってありがとうございます