楓恋の「オタク」を否定する日々

楓恋の「オタク」を否定する日々

基本、色々なことを書いています。

かなりのんびりしているブログなので、ぜひぜひ覗いてみては?

あ、最近になって毒舌&オタクと言われ始めました・・・。
↑毒舌は認めるけどオタクは断じて認めぬ!!

よくオタクって言われる・・・。

けど、私はそれは認めない。


二次元は好きだし、アニメには、かなりどっぷり浸かってしまっているほうだけど、オタクと言うのは・・・フィギア等の原作以外のグッズがある人のことを指すのだ!!

↑私の中では・・・


だが・・・どこからが「オタク」なのかは今でも判断がつかない。。。


皆は分かる?

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ピンポーン



インターホンが鳴った。おそらく、ピザハットの従業員だろう。


お母さんは、電話に出るときのような高い声を出して「はーい!!」と言いながら、玄関へと向かった。



カチャ ガチャ



『あ、ピザハットのものです。ピザをお届けに参りました。』

『あ、はい。いくらですか?』

『2300円になります。』

『はーい。・・・はいっと。』

『丁度お預かりいたしました。こちらがピザです。』

『はい。』

『ありがとうございましたー。』

『はーい。』



カチャ ガチャ



「ほらー、ピザ届いたよぉ~。」



さっきのことで、力なく私がベットに横たわりながら、テレビを見ていると、お母さんはピザの箱を私の目の前に持ってきて、見せびらかした。



「あー、はいはい。分かったから。今いい所なんだから、そこどいてよー。」



私がそう言うと、お母さんは呆れたような顔をしながら



「また、アニメ見てー。なんだっけ?それ。ソードアート・オンラインだっけ?・・・全くオタクになってしまったものだわ。」


「だ、だからオタクじゃないって!!これくらいのアニメ、誰だって見てるわよ!!」


「そんな夜中のアニメを?」


「う・・・。まぁ、とにかく、私はオタクじゃないから!!!」


「・・・はいはい。」



私がオタク呼ばわりされるのを嫌だと知っていて、お母さんはそう言うので、からかっているのだと思う。


しかし人の嫌うことをするとは母親として、有るまじき行為だと思う。


・・・と、言いつつもただ単に”反抗期”を裏返しただけにすぎないのだが。



「結構、原作に忠実ねー。」



私はごちゃごちゃした考えを振り払うように、そう言うと、お母さんは、パスタを茹でながら、答える。


別に、答えを求めていたわけではないのだが。



「そりゃそうでしょー。そうじゃないと、アニメできなくなっちゃうじゃない。」


「でも、青エクはアニメと原作全然違うらしいしー、アニメーションの意向によるんじゃないの?」


「まぁ、そうでしょーねー。というかその青・・・」


「知らないんだったらいいよ。父さんとは話通じるしね。父さんと話すよ。」


「はぁ~。うちのお父さんもしっかりしていたら、こんなにオタクにならなかったのかしら・・・。」



お母さんはため息をつきながら、上を見上げる。


キッチンの上にはお父さんの部屋があるのだ。



―だけど、仕事はしっかりしてるじゃない。趣味程度でアニメを見るくらいいいじゃない。一週間の中に楽しみがない方が嫌よ。



私は心の中でお母さんに反論していると、お母さんはそれを読み取ったかのように言葉を紡いだ。



「別にアニメを見るのが悪いってわけじゃないのよ?ただ・・・」


「そういうところが、オタクは駄目って言ってるのと同じじゃない!!おばさんだって、ジャニーズの追っかけだけどさ、ああいう人たちだって言い換えればジャニーズオタクよ!!AKBだってパフュームだって全部オタクなのよ!!それなのにお母さんはオタクの中でも区別してるのよ!!有りえない。人が何を好きになろうと勝手じゃない!!それをお母さんの価値観で決めないでよ!!あんたは何もわかってないよ!!」


「親に向かって、あんたって何よ!!」


「そっちが悪いのよ。勝手な価値観でそんなこというから!!あんたの価値観を押し付けんな!!」



私はそう言うと、二階へ駆け上がり、自分の部屋へと閉じこもった。



―お母さんが悪いのよ!!オタクの中でもアニメオタクを差別するなんて最低!!というか、もう自分でオタクって認めてるじゃん。もう、意地張るのやめよう。・・・にしても自己中心的な考え方だったなぁー。ま、言ってることは間違ってないけどね。



私は心の中で自分に語りかけながら、窓の外を見た。


もう、外は随分と暗くなっていた。


先ほどまでは月は雲に隠れていたのに、今見ると、空は綺麗に晴れ渡り、月が夜空に映えていた。