前の記事で、お家がお寿司屋さんを経営していた幼馴染のお話を書かせていただきました。

要約しますと、毎晩、ちらし寿司がご飯がわりという、恵まれた夕食を食べて育った彼女は、子供時代はとっても元気だったけれど、30代~40代で大病を患ってしまったというお話です。

 

このお話を聞くまで私は、お寿司(というかお刺身)にヘルシーはイメージをもっておりました。

なんとなく、揚げていないですし、調味料もお醤油だけでシンプルですし、しかも江戸時代からある料理なので、体も慣れているでしょうから、ヘルシーだろうなと勝手に思っていたのです。

 

けれど他方で、たまに家で生魚を切ると、手が非常にぬるぬるして、水で洗っても落ちない油が気持ち悪いなぁと思うこともありました。なんとなく、植物油よりも、ぬるぬる感が強いんですよね。

こんな油が胃腸に入ったら、体も負担かもしれない、なんて思ったりしました。

 

世間一般では、魚とくにDHA は脳に良いとか、魚の油は良いなどと言われていますが、そうともいいきれないのでは、というのが私の感覚です。

よく考えてみますと、塩分の強い水(海)の中で内臓を守るために強い油膜で覆って生きている魚たちがもっている油は、ものすごく強いのでしょう。水をはじくというレベルを超えて、水を一滴も侵入させない油ですから。

こんな強い油が(それを必要としない)人間の内臓に入ってしまったら、外に出すことに一苦労することでしょう。

しかも、自宅の排水管が詰まったことがある方ならばおわかりでしょうけれど、油はあらゆる不純物を吸着して進路を詰めますので、人間の体内にある目に見えないほど細いあらゆる管が詰まるってしまうのでは…なんて私は想像しちゃいます。

 

牛や豚の油よりも魚の油のほうが融点が低いから体に良いという理屈もよく聞きますが、融点が低いから人間の体温では固まらないとしても、液状でも体内に留まるのでは…。

 

実際、サバの味噌煮を食べた翌日は髪が脂っこくなってちょっと不快だなと思い、ついついサバを避けてしまいます。

缶詰の煮魚をみてもいつも思うのですが、すごい油の量ですよね…。

煮ると油が出てくるのですが、お刺身ですとその油をまるごと飲んでいるようなものですから、相当な量の油を体内に入れていることになる気がします。

もちろん、人間の体内では溶けて排出されるでしょうけれど。すべてが排出できればいいのですが、人によっては体内に残ってしまう人もいるでしょうし、それが何年も積み重なれば、古い油が蓄積して溜まり、体の循環を害するのでしょう。

 

お寿司屋さんの幼馴染の件で、そんなことを考えましたので、メモとして書き残しておくことにしました。

 

週末はたいてい和食の料亭にいくので、お刺身をいつもいただいております。

食べすぎないように、気を付けようと思います。