仕事が休みになり、読書と映画鑑賞はかなりやりたかったこと。とりあえずあれこれ録画していた映画を順番に見ていきたいところです。年末年始はこれが楽しみだったんだよなぁ。


とはいえ、今週はいろいろと予定を入れてしまっていてなかなか時間がなかったのだけど、昨日はヒマだったので、1本。吉田修一氏原作のパレード。4年くらい前の映画かな。本を読んだことを覚えているのだけど都会のうわべだけの付き合いでなんとなく現実から逃げているような、現実に超向き合っているような若者のお話です。一緒に暮らしていること自体が、一人ではいたくないという最近の人に共感できるところがあるかもしれないな。そのくせ自分のことをあれこれ詮索されるのは苦手で、知っているようで知らない人たちと暮らすドライさ。自分も聞かれたくないから人のことも聞かない。それがカッコイイ人との付き合い方だと思うのかなぁ。

この話の場合犯罪すら見えてない、聞いてないふりをしながらの生活だから恐怖も感じるくらいだけど。


でも、どこかでこういう人付き合いに楽さを見出して、あこがれるところもあったりするのが普通の人かな。

友達がいないわけではない、でも隠しておきたいことは言わない。家に帰ったら一人じゃないから孤独は適度に感じない。一人でいたいときは出かけたり、夜中に起きていたりすればいい。

都会ならではなんだろうけど、今田舎に暮らしていて、田舎の人付き合いも面倒くさいことは多い。

都会からの移住者がそれに辟易として都会に戻ってしまうケースも少なくない。


田舎はうっかり入り込んで来過ぎてしまうのかもしれないけど、ドライに付き合う程度がよくわかっていない人もいるかもしれないな。

学生たちと話をしていてもよく思うことで、人と話をすることが本当に苦手で空気を読むことも下手な子が多い。変な気を使い過ぎていたり、使うべきところで気を使わなかったり。人づきあいは人と付き合うことでしか学べないと思うんだよなぁ。


でも、久しぶりにじっくりとみて面白い映画だったからいい時間だった♪


さて、今日は遠出。

天気もいいし、楽しんで来よう♪