今、ニュースで注目を浴びている件の
「自己責任」について、ニュースを見て思い出した事をコメントします。
「LOVE&B.B」を立ち上げた14年前。
当時の中国は、今の発展が著しい中国とは違い、まだ危険も伴っていました。
反日デモも時々あり、丁度出張と重なったりした時もありました。
まだ中国へ買い付けに行く事に不慣れな私は、兄に不安を打ち明けたところ、
海外に行き慣れている兄は、
「どこに行っても危険な目にあうかどうかは、運だよ。
とりあえず、空港に着いたら日本語話さないで黙ってれば良いよ。」
という軽い意見でした。
当時は空港に着いて、まず両替。
両替場所は空港の外。
股にトランク挟んで、上着の下に肩掛けしているバッグから日本円を出して、
両替をしてもらう。
左右に、訳のわからない中国人が何人もそのやり取りをのぞき眺めてる。
・・・訳わかんない!!!・・・・
そんな感じでした。
いつからか、空港内に両替所ができて安心したのを覚えてます。
どこの国に行ってもそうだと思いますが、空港にはいろんな声を掛けてくる人がいます。
ぜーんぶ無視して、ホテルに行くためのバスに乗り、言葉は全く通じず、(英語も通じませんでした)
手振り、身振りでトランクを預けてバスに乗り、バス代は手帳に書いてある金額を徴収に来たスタッフに渡し、
ずっと外を眺めて、目標の看板が見えたら、降ります。
預けたトランクを受け取り、そこからタクシーです。
タクシーはまず交渉から。ホテルの名刺を見せて金額交渉。
もちろん吹っかけてきます。
高額を言ってくるタクシーはパス。
まあ、納得範囲の金額を言ってくるタクシーは交渉成立で乗り込みます。
トランクは後ろのボンネットの中。
ここで、「自己責任」!
タクシーに乗って、ホテルの近くの知ってる道に着くまでは、
もしかしたら知らないところ(へき地)へ連れて行かれて、降ろされてしまうかもしれない、
万が一、時間的にも知ってる道じゃないところを走っていたら、走行中のタクシーから
飛び降りる覚悟をいつも持っていました。
知ってる道に着くと一安心・・・
少し慣れてきた頃、「北京ロード」という人の集まる歩行者天国の通りがあり、
沢山の店があるので、ホテルからタクシーに乗って、買い物に行ったことがあります。
その事を、仕事を通しての運送業者担当の中国人に片言で伝えると、すごくびっくりされて、
「ダメ!ダメ!日本人一人で行ったら絶対ダメ!!」
ときつく言われました^^;
そのくらい、スリ、引ったくり、拉致がまだまだある時代でした。
特に子供は拉致の対象。
一人っ子政策の時だったので、男の子は特に狙われ易い。
また、田舎で食事だけ与えて仕事をさせるための人身売買や、臓器の売買など。。。
こういうことは中国だけじゃありませんが。。。
すべてのところが危険!ということもありません。
ただ、スリや引ったくりは自己責任。かばんはしっかり自分で持っていないと。
で、ある時、兄に、拉致とかされたらどうしよう、と言ったところ、
「ははは、お前は大丈夫だ!(背が高い私)お前を拉致するやつはいない!」
といわれて、ずーっとコンプレックスだった身長が強い見方になりました!!!
それからは、背筋を伸ばして大股でつかつか歩き、「知ってるよ、ここ!」って顔して
歩き、タクシーの交渉も覚えたての中国語を使って、慣れてる風に振舞うようになりました。
そうすると、ぼったくりに合わないんです^^!
そうこうしているうちにいつの間にか、顔見知りのお店の人が出来たり、向こうが覚えていてくれたりで、
現在に至っております。
今では、片言の英語を話せる人がいたり、日本語を少し話せる人もいたり。
当時の通訳さんは、「インターネットでの販売は、中国では騙されるのがほとんどだから普及しないですよ」
といっていたのに、今やアリババ、タオパオなど大手が大金稼いでいますよね^^;
この14年でめまぐるしく成長してる中国。
昔より安全面では少しよくなったんじゃないかと思います。
「自己責任」とは、覚悟、ということだと思います。
以上、私個人の意見です。
今と14年前の中国を比べてみました^^!
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