わたしが学生時代からの彼と別れたのは、
社会人1年目の冬だった。

陸続きとは言え、500kmも離れた場所が
勤務地となってしまった彼、タツヤとの別れは

今となっては、しょうがないように思えるが、

タツヤが、離れた場所に行ってしまった時、
月に1回タツヤと逢えた時、
タツヤと逢った後にまた離れ離れの場所に帰る時・・・

いつもいつも、わたしは泣いてばかりいたように思える。


そうして、時間が過ぎるごとに
いつも一緒に居て、
同じものを見て、
同じものを食べて、
一緒のベッドで眠っていた
楽しかった学生時代の思い出がすり減っていくようだった。

出張から帰ってきたトモキさんは、GWにわたしと先輩を家に招待してくれた。
トモキさんとカノジョの家に。。。

マンションの一番上の階のその部屋は素敵で、新しい部屋だった。

片付いた部屋や赤い鏡台を見て、出してくれた麦茶を飲んで、
カノジョの存在を感じたんだ…。

そのあとも、食事に誘ってくれたり、他愛もないことをメッセンジャーで会話したり…楽しかったんだけど。。。

でも、わたしはトモキさんをカノジョのいる人としてしか見ていなかったから…。
イイ人・タノシイ人としてしか見ていなかったんだ。

先輩が会社を辞めることになったので、
一緒に仕事をしていた3人で一緒に飲みに行くことになった。

新人のわたしと
辞めてしまう先輩と
4つ年上のトモキさん

先輩は、遅れてくるとのことだったので
わたしとトモキさんの2人で先輩を待ちながら
軽く飲んでいた。

ほんの30分2人で過ごした。
それだけだと思っていたのに。。。

トモキさんはちょうど出張に行ってしまう前だったので、
出張の話。東京の話。そして、同棲を始めて1年弱の
カノジョの話。。。をしていた。

カノジョはわたしと同じ年で
付き合い始めて5年目のこの年に同棲を始めたらしい。
同棲中のカノジョとの他愛ない話を聞いて、
カノジョを大切にする素敵な人だと思った。。。

わたしは2年間付き合っていた学生時代からの
彼氏と別れたばっかりだったので、その話をした。
就職して遠距離恋愛だったこと。
距離と時間のすれ違いでうまくいかなかったこと。
別れる直前にプロポーズをされたこと。
そのプロポーズを断って別れたこと。。。

お互いの恋愛の話も盛り上がっていたところに
先輩がやっと到着、、、。

先輩が到着してからは、楽しく日本酒のきき酒をしたり、
先輩の将来についての夢や、やりたいことを聞いたり。
ボーリングをして、プリクラを撮って。。。

楽しい1日を過ごした。。。

ハジマリは冬だったとアナタは言っていたね。
わたしにとってのハジマリは夏だったんだ。。。

この恋をはじめなければ、
わたしはイマのワタシにはなれなかったと思う。。。

だから必然だったんだ。

それがダレカを傷つけていくことになるなんて
考えられなかったんだ・・・。