『今日、ひとつ大人になった気がする』
【世の中はそんなに浅くなかった】
先日、お琴を始めた4号みはたん(小5)ですが
事の発端は、イベントの助っ人です。
※ウィキペディアによると「琴」ではなく「筝」の方みたいです。
日本舞踊の先生のところに、お琴の先生から協力依頼があって
みはたんに白羽の矢が立ったといういきさつ。
ずぶの素人に2ヵ月半の猶予で1曲弾かせようという
やや無茶な振り。
曲自体は以前、舞った事のある童謡『鞠と殿様』なので馴染みがある。
こういういきさつですので、
お琴の先生もお稽古の後は、舞踊の先生に『今日の様子』を報告しているみたい。
別に自慢ではないのですが、
我が家では昭和テイストを残す頑固親父たるぱぱが育児してますので、
作法はちょっと緩いですが、マナーはちょっと厳しいところもあります。
「見送りは必ず玄関の外に出て、相手が見えなくなるまで」
「包丁や鍋などを持って人の傍を通過するときは『包丁(鍋)通ります』」
「少し重いものや不安定なものを手渡すときは『離します』」など。
あと、きょうだい間での分割は全て「等分」。
これらを厳しく言うことは無いですが、ずっと前からそれを常識としているので身についています。
ということから、年配の方と触れ合うとまあまあ褒められるわけです。
もちろん本人もぱぱもそれが褒められるポイントだとは思ってないですし
逆を考えたときに嘆かわしいと思うのです。
そんなわけで、みはたんを推薦した舞踊の先生の所には
毎週「立派な方を推薦して頂いてありがとう」と報告され、
舞踊の先生に会うときは「みはちゃん、お琴の先生から褒められてましたよ」と嬉しそうに教えてくれる。
しかも大勢のいる前で。
「な?おまえの行動は先生に筒抜けだからな。」
「何かやらかしたら自分が叱られるだけじゃ済まないんだぞ」
と、耳打ちすると
自分ひとりの行動が先生の評判にまで影響する
ということを学んだみはたんがいった言葉
「今日、ひとつ大人になった気がする」
自分の事は自分で責任を取るなんてのは、言うほど簡単じゃない。