ぱぱが小学生の頃、桑田佳祐に似た親父が『簡単な三分割』の方法を教えてくれた。
大工さんは普通にやっているという、3で割り切れない幅の物を、きっちり三分割するための知恵。
これ、常識なのかもしれないけど、ぱぱは学校でも習ったことがないので、親父に教わったのが最初で最後。
だから「大工さんってすごいな」と今でも思ってるんですけど。
みなさんご存知なのかな?
↓この短冊、よりによって26mm幅でありんす。
これを3枚の細長い帯にしたいとき…
電卓をはじけば、答えは 8.66666mm
スーパーコンピュータでも正確な答えは出ないし、定規でも測れない。
大工さんはそもそも電卓なんて持ち歩かない。
持ってるのはトンカチとノコギリと定規と鉛筆くらい。
0を基点に定規を斜めにあてます。
30mmのところがちょうどよさそう。
はぃ。
もうわかりましたね?
30mmだったら頭を使わなくても3で割れます。
10mmのところにちょん、
20mmのところにちょん、と…
3で割れる長さになるように定規を当てて、
1/3ずつ点をうつと、計算しなくても3分割のできあがり♪
いかにも現場の知恵。
あとは好きに切るがいいさっ
ノギスのバーニヤを作った人も賢いが、これも賢いなとたいそう感動したのです。
教えてくれた親父に感謝。