いよいよゴールデンウィークですね! 

気候もよくなってきてお出かけ気分は高まる一方でしょうか。

「せっかくの休みだし子供を連れて……」とマイカー で出かけられるご家族も多いことでしょう。

子供がぐずったときや、荷物のことを考えると

マイカーでのお出かけのほうが便利かもしれません。


しかし、歩いたり公共交通機関を使ったりのお出かけのほうが

、“賢い子供”を育てることになるかもしれませんよ?

幼児教育を専門にされている事業主から聞いた“歩く子育て”について、

税理士の筆者が節約とからめてお伝えします。




■幼稚園バスの弊害?



幼稚園に送迎してくれる幼稚園バスが増えてから、

子供の質が変わってきているそうです。

幼稚園バスで通園した小学生とそうでない小学生は明らかに違うといわれます。


幼稚園バスでの送迎だと、子供はバスにのったらお友達がいて、

周りの風景も見ずに

お友達とおしゃべりしながらバスという箱の中に居れば自然と目的地である幼稚園に到着します。


一方、親が子供の手を引いて あるいは自転車にのせて子供の送り迎えを行う場合、

その道中、子供は風を感じたり、

気温を感じたりして“季節の移り変わり”を肌で感じるようになります。

道行くお年寄りを目にすることもあるし、

散歩中の犬を見て親と会話することもあるでしょう。

また、車の危険や信号の音や色なども肌で感じることになります。

こうしたことによって、

子供の五感は刺激され注意力や好奇心が成長するのではないかと考えられています。



■マイカー観光はかえってムダ使い?

人気観光スポットに行けば、

“ゴールデンウィークにお出かけした!”という満足度は得やすいでしょう。


マイカーでの移動は、目的地周辺の駐車場を見つけるのも 一苦労で

余計な時間を費やすこともあります。

やっと見つけた空いている駐車場も休日特別料金とかで割高であったりしますよね。


道路が混んでいれば、燃費も悪くなりガソリン代はかかりますし、

運転をまかされているパパの疲労も増してしまいます。


移動時間、疲労度、かかる費用を考えると

公共交通機関の1日乗車券などを使っての移動のほうが結局“お得”なのかもしれません。




■過程を大事に


マイカー観光は、子供も幼稚園バスと同じ原理になります。

車という箱に乗っていれば観光地という目的地につくわけですので、

旅の道中の刺激を受けることはできません。

“子供を退屈させないために車の中でずっとDVDを流している”というのもよく聞く話です。


これでは、家でDVDを見ているのと変わりません。

子供にすれば、どこでもドアみたいなもので、

感覚とすれば家と観光地を移動したにすぎません。

“過程があって目的がある”ということを体験することができず、

短絡的な思考の子供になる可能性もあります。


せっかくのゴールデンウィーク、気候のいいこの季節だからこそ、

歩いて身近なものに目を向ける時間を過ごしてみてはいかがでしょう? 

歩くことによって見えてくるものがありますし、

子供の好奇心や探究心を刺激する会話を行うことができます。

また公共交通機関にのることによって、

公共交通機関でのマナーを教える機会にもなりますよ。

皆様、楽しいゴールデンウィークをお過ごしください。




http://mmmedia.jp/

に4月に書いたコラム記事です。



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