もうすぐ近づいてきている相続税の増税

平成27年1月以降の相続については 基礎控除という税金がかからない部分が

少なくなる計算方法に変わるので

必然的に 相続税がかかりやすくなるようになります。

(遺産からひけるものが少なくなるのでね)


なので、相続税試算のお問い合わせや 相続についてのご相談も

増えてきております。



でその際のよく言われるのが

「土地があるのですが いまの値段は○○だし 相続税かからないと思うのです」

とか

「固定資産評価額では○○でしたから・・」ということ。




相続税を計算するのに

残された遺産を 「評価」して 数字に置き換え その数字が

基礎控除を越えているかどうか をまずは判断します。


この「評価」では

上記の「いまこのくらいの値段で売れる」とか固定資産税評価額では

ちょっと違うのです。



またもう少ししっている方だと

「路線価をみてきて 面積をかけた金額が・・」とおっしゃいます。



これも そのままの評価額の場合もあれば

専門家が評価をすれば もう少し下がる評価額になることもあります。


評価するには

実際にその土地を見に行ったり 地積測量図をとったり

市町村役場に確認しにいったりと 結構 手間がかかり

様々な方法をさぐることになります。




「ちょっと この土地が相続税でいくらになるか教えて欲しいのです。

相続税の計算まではいらないし」と気軽に質問される場合もありますが

そういった場合は

路線価かける土地面積の数値を答えるようにしています。


しかし、ちゃんと税理士に「仕事」として依頼して

評価してもらえれば 評価が下がり 結果 相続税がかからないという場合もあります。




私達、目に見えない知識やお客様に見えない部分での調査や作業が

売り物です。

それを売りものと思わず 軽く

「ちょっと ここだけ教えてくれたらいい」というような方には

同じく 軽い(手をかけていない 一般的な)答えを提供します。


ちゃんと価値ある答えを欲しければ

そういう依頼をしなければなりません・・・(専門家を敬えということでは なく)