先日、税制改正大綱がでました。

どの新聞も「企業に優しく 個人に厳しく」といった見出し。

確かに恩恵を受けるのは 黒字企業

黒字企業の社長は給与いっぱいもらっているだろうからそこにはちょっと増税しますよ

っていうのもあるのか

年収の高いサラリーマンは これから税金が増えていきます。


給与を貰われている方の税金は

年収から給与所得控除という概算経費を引いて 残りに対して税金の計算が

なされるのですが

平成25年から給与年収1500万円を超える方については

この給与所得控除の額が減ることになっています(既に決定)


で、今回の改正で この税金が増える方々をもう少し増やしましょうということで

平成28年(なんでこんな先?)から

年収1200万円超の給与所得控除

平成29年から1千万円超の給与所得控除ががそれぞれ減額されます。

(厳密には給与所得控除に上限がつく)



企業に甘くというのは 企業がよくならないと景気は回復しないという

観点からということもできますが

企業献金等が増えて 政治家の元に利権やお金が集まるという見方もできます。


個人の高額所得者に課税を強めると

みんな働くのが馬鹿馬鹿しくならないのかなー。


出世して、高収入者になるって やっぱりそれなりに必死に働いた時期や

砂を噛む思いをして来られたと思うのです。

自分のやりたいことだけをやってきた人とは違う。


個人的にもそうですが

「本当はこうしたい。理想はこう」というのと

「でも収入は得なくちゃいけないので 事業主としてはこうしなければいけない」とか

「あまり気乗りはしないけど 事業主としてこれもやらなくてはいけない」っていうのが

ままある。

サラリーマンの方って 人に使われるという点で

そういうのはたくさんあると思うので それを乗り越えた人に

「とりやすいから。国民の理解が得やすいから」という感じで

安易に重税するのはどうかなぁと思います。



そして この改正は 節税対策として法人成りを考えた結果にも

影響しますね。

法人成りすることにより給与所得控除を利用するのが

節税の一つでもあったので・・・。