天才 バレイダンサーの熊川哲也が率いるK バレイカンパニーの 公演を見てまいりました。
ご存知の方も多いと思いますが 熊川さんは開演3日後くらいの北海道公演で靭帯損傷のために
代役がたっています。
残念ながら払い戻しされた方もいらしゃったみたいで(SS席は18,000円ですものね)前のほうは空席もありました・・
(見にきたほうがよかったのにぃ~)
私は前から5列目くらいの真ん中あたりの良い席だったので 熊川さんが出演しなくって本当に残念。
でも、代役の橋本直樹さんが思いのほか(失礼)素敵だったのです!!
踊りが熊川さんのようにちゃんときちっきちっと止まっていくのは さすがロシアバレイ育ち
熊川さんの跡をとる人材になるんじゃないですかぁ~ 楽しみ
今回の演目は「海賊」
演出も衣装もとっても素敵でいつもどおり見ごたえがありました。
Kバレイカンパニーの舞台を見ると つくづく「バレイって総合芸術だよね~」と思います。
台詞はない 2時間くらいの時間でストーリを観客にわかってもらわなくてはなりません。
「海賊」のお話は 海賊の船長(一番えらい)とその船長に仕える忠義心のかたまりのような海賊(アリ) 奴隷(女性)売買の男
連れ去られ売買される姉妹 がでてくるのですが
それが 何もしらなくても 演技や踊りや衣装 演出で ちゃんとわかるようになっている。
熊川さんのため息のでるような踊りや「空とぶダンサー」と評されるジャンプ力は
Kバレイカンパニーの目玉ではありますが
熊川さんの演出力も本当にすごくって バレイど素人でも楽しめる舞台になっているのです。
生のオーケストラ とっても綺麗な考え抜かれた衣装 ダンサーの手の動き 顔の動き
踊り 舞台装置 ・・・
バレイに詳しくなくても 本当に楽しめますよ♪
今回もたとえ熊川さんが出演されなていなくても 満足のいく舞台でした。
しかも 最後のカーテンコールでは 熊川さんが挨拶にでてこられたんですよっ!
ちゃんと歩いてらしたので安心。
夏にやるドンキホーテも見に行きたいなぁ(前 見てすごくおもしろかった)