今日は天気がいいので自宅近くの神楽坂までフラフラ散歩。


適当な店にて読書。幸せ。



携帯で日記は面倒なので、すぐ近くの職場に行きPCにて・・・



それでは2冊目の感想。



読了日 2011年6月4日


読んだ本  「孤独な散歩者の夢想」  ルソー  訳 青柳瑞穂



ふと本棚で目にとまった本書を読んでみた。

カバーもない本で、帯に記載の定価は何と90円。

40年程前の発売だそうな。

きっと母の蔵書の一部だろう。


基本的に自分が読む本は今は既読のものが多い。

大学生の頃は毎週十数冊は購入・読了していたものだが・・・


閑話休題。


さて本書はルソーがその著作の内容が物議をかもしたおかげと、彼自身の戦災で複雑な性格のせいで放浪の生活を送る間や、許されてパリに帰還後の生活の中で、彼自身の内的側面に関して、一種の私小説のような形態で書かれたものであると思う。


自分はルソーの研究者ではないし、それほど詳しくもないが、本書には彼自身の内面的考察、それまでの人生を振り返っていかに生きてきたのか、などが興味深く記されている。


もう少しルソーについて知っておけばよかったなと思う。

これからでも遅くはないのでいろいろ読んでみるかな・・・


自分の来し方や内的側面について思索するのは、ともすれば忘れがちであり、また敬遠しがちだろう。

ただ、そういった思索はきっと自分にとって有意義なものになると思う。

たまには考えてみようかなと思わせる1冊であった。


その意味でも、何かもやもやしてツッカエテいる人にはお勧めの本であるかもしれない。

受け取り方は人それぞれなので、保証はできないが・・・